くめ納豆破綻、関西人に売れなかったのが敗因か

「くめ納豆」でお馴染みの、くめ・クオリティ・プロダクツ株式会社が、2009年8月25日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。負債額は110億円。1951年創業の老舗だけに驚きました。日本の伝統食品が絶滅の危機です。

くめ納豆破綻、伝統食品を大切に

帝国データバンクによると、創業以来順調に業績を伸ばし、関東、東北地区を中心に販売、1999年には年売上高113億5700万円を計上していたそうです。

しかし、残る関西地区が問題でした。

その後も2004年3月に那珂市にインドネシアの伝統食品「テンぺ」の専用工場を建設、翌2005年9月には笠間市の既存工場を取得、また2008年1月には大阪府堺市に堺工場を建設するなど積極的に設備を拡充していた。しかし、関西地区の販売が伸び悩み、また同業者間競合やPB商品販売による単価下落から売上高は減少、2008年6月期の年売上高は約93億5100万円にとどまっていた。

その後、低収益が続き資金繰りが悪化、再生を計るも今回の措置になってしまったとのこと。

つまり、くめ納豆側が想定していたよりも遥かに多くの関西人が納豆を食べない、若しくは食べる習慣が無かった、と言うことではないでしょうか。関西の壁は大きかったようです。

幸い、「味ぽん」で有名なミツカングループ本社が、くめ納豆のブランドを引き継ぐことになりました。ミツカンは「金のつぶ」を販売している納豆業界2位。

「くめ納豆」破綻、ミツカンが支援へ 業界3番手 (朝日新聞)

ミツカンとくめが25日に結んだ基本合意によると、ミツカンがくめのすべての納豆製品の営業権を取得。10月上旬をメドに、くめの従業員の出資で新設する生産会社に「くめ納豆」の製造を委託し、販売を引き継ぐ。

納豆市場は少子高齢化の影響等で年々縮小傾向にあり、業界再編の動きがこれから活発になるかもしれません。ですが、それでも日本の伝統食品を誇りを持って作り続けて欲しいと思います。安心安全な日本クオリティの健康食として、今後も末永く食べていきたいです。海外資本の怪しげな納豆なんて怖いですしね。