Vistaを買うのはまだ早い?

ゲーマー視点から見たVistaの現在の状況(1)(2)(3)

VISTA発売から早くも2ヶ月が経とうとしています。開発環境やアプリも徐々に対応製品が増えてきました。

しかし、ことゲームに関しては新製品以外は放置状態。これはなぜか?答えはサウンドドライバにありました。

ゲームでは、DirectSound、EAX等、3Dサウンドがふんだんに使われてきました。ですが、Vistaではドライバを一新した結果、サウンドカードの3D機能にアクセスできなくなってしまったのです。「DirectSound HALの廃止」、この影響で3Dサウンドを使うゲームは動作不具合に見舞われることとなりました。セキュリティ強化や現状のドライバの不安定さを差し引いても、このサウンドドライバだけはどうすることも出来ないようです。

Vistaでは3Dサウンドに関して、CreativeがOpenALを提唱しています。ですが、これはOpenAL対応カードでないとVistaでは動作しません。ここに来て、Vistaはサウンドに関して、大幅に退化してしまったのです。

ゲーマーは、Vistaで3Dサウンドが安定して使えるようになるまで、もう少し待ちましょう。3Dサウンド使っている確率の少ない美少女ゲームしか遊ばないなら問題ないかもしれませんが。

医療点数の不思議、処置料と外来管理加算

現在、日本の病院では明細に医療点数が細かく記載されています。これに幾つかの不思議を見つけたので調べてみました。

外来で再診してもらった場合、例えば包帯を巻いてもらったり、薬を塗ったりしたとします。この場合、再診料71点、処置料30点で合計101点(処置料は参考程度)

次に、外来で再診したけど、話だけで処置をしてもらわなかったとき。再診料123点、処置料0点で合計123点。

これ以外に、薬を出されれば投薬料が加算されますが、何かおかしいと思いませんか?そう、再診料が違います!しかも、合計点が処置なしのほうが多いのです!これは何故なのでしょう?

理由は、「処置料を算定できない処置を行った場合は、外来管理加算及び使用した薬剤を算定できる」という制度のためらしいです。内科や小児科等、診察のみで他に徴収出来る要素が無いときの、医師への収入保護なのでしょう。主に個人開業の診療所で請求される場合が多く、大病院では取られないようです。

また、14日以上経過すると再診時に医学管理料10点が加算されます。これは薬が変更になったときに説明をするためのものだとか。処方箋でプリントされた紙を貰いますよね?あれです。しかし、薬の変更も無いのに毎回請求される場合もあるわけで、なんだか不自然。これも大病院では取られないことが多いようです。

開業医保護は地域のためにも非常に大切でしょうけど、お金を払うのは患者です。この妙に納得のいかない加算方式を改善してほしいものです。

それにしても、外来管理加算52点は高いのではないでしょうか。皆さん、処置してくれそうな時は、遠慮せずに申し出ましょう。

フラッシュメモリドライブ(SSD)

競争激化するSSD市場、今度はSuper Talentが128GB SATA SSD

正式にはソリッドステートドライブ(Solid state drive)というらしいです。駆動部分が無いので耐衝撃性に優れ、低消費電力で、ランダムアクセス速度が一定であるのが特徴。デメリットとして、読書速度と書込回数においてHDDよりも劣り、ビット単価が高い事が上げられます。

用途はというと、ざっと思いつくものでも、ハンディカム、ビデオ、携帯端末の大容量ストレージ。特にハンディカムは、現在、miniDVDやHDD、スマートメディア等、容量や耐久性に難があります。SSDが食い込んでいくにはもってこい。

記事の製品はSATA対応のもので、これは何を意味するかというと、勿論PCに繋げられるということです。これを使えば、HDDに置き換わるOS起動用として、安定した動作が見込まれるのではないでしょうか。耐久性、消費電力はHDDよりも優れているはずです。もっとも、現段階では読込が圧倒的に多いOSやアプリケーションの保存場所にするのがいいでしょうけど。

後数年もすれば、OS起動はSSD(ギガバイト級)、データ格納はHDD(テラバイト級)という構成のPCが主流になるかも?