ローポリゴンの様式美とは?日米での違いについて

ローポリゴン、もしくはローポリとは、少ないポリゴン数で作ったキャラクターモデルのことです。

日本は欧米と比較した場合、頭身の低いローポリゴンのキャラクターが多く使われています。今までは家庭用ゲームがメインであり、ハードの制限でそうせざるを得ない部分がありました。しかし、ハードウェア限界が上がった現在では、それがいつしか様式美に昇華し、ローポリゴンを見て育った世代の中にローポリ愛好家と言われる人々が生まれる事になりました。ファミコンで育った世代がドット絵に愛着があるのと同じ道理かと思われます。ローポリ愛好家は、如何に少ないポリゴン数でカワイイキャラクターが作れるか、と言うことに気を使っています。

対して、FPSの多い欧米のローポリとは、ゲーム負荷を減らすための技術であり、如何にテクスチャーを使い写実的に再現するかに主眼を置いています。同じローポリでも日本と欧米では目指すところが違うため、海外のモデリング手法をそのまま国内に持ち込んでも使い難いかもしれません。

そこで、日本人による日本人のためのローポリ教本と言うものが何冊か出版されています。以下の本などは無償の3DソフトBlenderを使う人に最適です。ぜひ手に取ってみてください。

涼宮ハルヒ メタモフィギュア、温度で色が変わる斬新コスチューム

涼宮ハルヒの1/8 メタモフィギュアにバニーVer.が新登場

安易なバニーというコスチュームながら、ポーズや表情に至るまで、洗練された作品だと思います。そして、注目すべきは温度によって色が変わり、白と黒、2つの色を楽しめるという事!変化させた色が固定化するというのも目新しいです。フィギュアの世界に、こう言う遊び心を持ってくる斬新な発想は歓迎に値します。もっと沢山の種類が登場するといいですね。

ただし、耐久性には問題があるかもしれません。ダイナミックなポーズで細いパーツの多いキャラクターフィギュアは、温度による変形に弱いです。そのため、熱を加えすぎると通常よりも劣化が早まる可能性があります。また、温度変化素材は経年劣化によりマダラ状に染みになる場合があります。気温差の激しい場所に置かないようにしましょう。

キャラクター熱が一番熱い今の内だけ楽しめればいいと言う人は、迷わず買って損は無いでしょう。