Gopherプロトコル、生きた化石

その112「Gopherの生い立ちと現在」 -槻ノ木 隆の「BBっとWORDS」-(impress)

Gopherというプロトコルがあるのを知っていますか?HTTPやFTPは誰しも馴染みがあると思います。では、このGopherとはどんなときに使うのでしょう?

結果から言うと、現在は使われることがほとんどありません。ウェブが広まる前の時代に、文献検索システムとして使われていました。それが映像や音声等の大容量データをやり取りするブロードバンド時代には過去の遺物と化してしまったのです。

1995年、Windows95が発売された当時、IEにはGopherに関する設定項目がありました。それが今のIEでは未対応になっています。GoperはOperaでも使う事が出来ず、まだ辛うじてFirefoxが対応してくれているだけ。そこまで一気に衰退してしまいました。

十年一昔とはよく言ったもので、Gopherプロトコルに関しても、それは例外ではなかったと言う事です。もし興味があれば、現存する数少ないGopherサーバへ、今のうちに接続を試みては如何でしょう?

gopher://gopher.quux.org:70/

CD-ROMの自動起動をOFFにする方法

CD-ROMの自動起動をOFFにする方法(Microsoft)

1.[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
2.[名前] に「gpedit.msc」と入力し [OK] ボタンをクリックします。
3.[グループ ポリシー] ウィンドウが開きます。[ツリー] の [コンピュータの構成] をクリックし、[管理用テンプレート] をクリックします。さらに、[システム] をクリックします。
4.[ポリシー] の [自動再生機能を無効にする] をダブルクリックします。
5.[自動再生機能を無効にする] のプロパティが表示されますので [自動再生機能を無効にする] の [有効] をクリックします。
6.[自動再生を無効にする] ボックスから [CD-ROM ドライブ] をクリックし、[OK] ボタンをクリックします。

CD-ROMドライブの自動起動というのは、便利な反面セキュリティリスクが高い機能でもあります。ウィルスを仕込まれたメディアが再生されてしまえば瞬く間に感染されるのです。

深刻な例としては、sonyBMGの音楽CD-ROMに搭載されていた著作権管理機能がありました。このCDの問題は2点。購入者の同意を得ず、CD再生時にrootkitとして著作権管理機能が密かにインストールされた事。また、これは通常のファイル操作では消せないように隠蔽化されており、他のウィルスが悪用可能であった事。このように自分の預かり知らぬところで、CD-ROM自動再生は未知の危険を呼び込むこともあるのです。

もちろん、CD挿入時にshiftキーを暫く押していれば、自動再生は免れます。それでも、キーから手が滑ったり、押し忘れたときはPCの安全を保証出来ません。そう言う訳で、常時自動再生OFFにしておいてもいいのではないでしょうか。