国際化i18nってなんだ?

最近、i18nと言う単語を目にするようになりました。国際化と言う意味だそうです。

i18n(Wikipedia)

i18nはinternationalizationを省略した記述法。ジャーゴン。あいいちはちえぬ、インターナショナリゼーション、国際化と読む。

internationalizationの意味は国際化。転じてオープンソースのプログラムでは多言語・多国語対応の意味。

例: 今回のバージョンからi18nに対応しました。

i18nの18は、internationalizationの先頭のiと語尾のnの間に"nternationalizatio"の18文字があることに起因する。18ヶ国語に対応しているわけではない。

私は金の純度のK18(18金)と混同していて、何か鉱物に関する事だろうと思っていました。無知って恥かしい。

この略語、W3Cの文章でも見つけることが出来ます。検索で確認したところ、1997年1月制定のHTMLi18n(RFC 2070)で既に扱われていました。つまり、それ程までに一般的な略語だと言う事です。英文で書くときの略語として覚えておくといいでしょう。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML i18n//EN">

それにしても、i18nってセンスの無い略ですよね。知っている人にしか意味が通じない気がします。また、略語に多い大文字綴りでは無い事も災いして、注視されず読み流されるのでは、と思います。そう言う訳で日本では「国際化」と漢字で書くことを私は推奨します。

Irrlicht、.NETのサポートを放棄

Dropping Support for Irrlicht.Net(Irrlicht3d.org Blog)

Irrlicht.NETは、C#やVisualBasic等の.NET言語でIrrlichtを利用可能にする、Managed C++で書かれたラッパーです。私は数年前に興味と好奇心から、この実装を始めました。成果物も存在し、幾つかのゲームは既にこれで書かれています。しかし、オリジナルのIrrlichtエンジンよりも大幅に機能が少なく、残念ながら私のサポートもおざなりでした。したがって、この不遇な状況を終わらせるときが来ました:

私は完全にIrrlicht.NETのサポートを放棄します。

しかし、これは実際には朗報です:外部プロジェクトのIrrlicht.NET CPが代替手段となり、Irrlicht.NETが目指した事をより良い形で実装しています。もし、Irrlichtを.NETで使いたいなら、これを試してみてください。また、Irrlicht.NET CPはMono(MonoはManaged C++やMixed mode assemblyをサポートしていないので、Irrlicht.NETには必ずしも必要ではない)ベースで利用可能です。拡張シーンノードのような素晴らしい機能が使え、全GUIオブジェクトにも同様にアクセス出来ます。私は1週間前にIrrlicht.NET CPを試し、非常に気に入りました。Irrlicht.NET CPは、Irrlicht1.3.1もサポートしています。私達は、今後のSDKに、Irrlicht.NETの代わりに、これを可能ならバンドル出来れば、と望んでいます。

翻訳 - 屋森英樹

Irrlicht.NET CPは.NET互換のプロジェクトMonoをベースにしたことにより、クロスプラットフォームを実現しています。CPはCross Platformの略です。Irrlichtチームは.NETのサポートを打ち切り、今後は外部プロジェクトのこちらへ後任を譲る形になりました。

開発リソースをアウトソーシングすることで、結果的にプロジェクトの勢いを保て、Irrlichtコミュニティが更に活気付くのではないでしょうか。