Blender2.48はリアルタイムレンダリングがすごい!

2008年10月14日、3D統合環境のBlender 2.48が公開されました。

Blender 2.48 (Blender.org)

今回のアップデートでは、GLSLによるリアルタイムレンダリングに対応し、編集画面でのモデル確認が楽になりました。この機能が有効になるグラフィックカードは、ATI Radeon 9x00、Xシリーズ、HDシリーズ、NVidia Geforce FX、6x00、7x00、8x00、9x00、GTX 2x0、最近のIntelとSiSのオンボードです。5年以内に買い換えたPCなら、この機能が使えると思われます。

上記のデモ映像に使われたファイルは公式からbathroom_final_1.2.zipとしてダウンロード可能です。デモ映像と同じことをするには、ダウンロードしたblendファイルをBlender 2.48で開き、Pキーを押してGameモードにしてください。Gameモードでは、次のキーが使えます。

  • 移動:W、A、S、D
  • カメラ回転:マウス移動
  • アヒル軍曹投入:マウス左クリック
  • 風:スペース
  • 横長画面:3
  • Gameモード終了:ESC

その他の変更点は、Release Logsを参照してください。

また、このアップデートからは、64bit版Windows用の実行ファイルも用意されています。潤沢にメモリを使いたい人は試してみるといいでしょう。ただし、32bit版Pythonが認識されませんので、別途64bit版Pythonをインストールしてください。Yafrayのような外部レンダラーも同様に64bit版が必要です。Pythonは公式で64bit版を配布していますが、外部レンダラーのほうは32bit版しかありません。面倒ですが、自分でソースコードをコンパイルして使えるようしましょう。

Flash10登場、動画が停止する不具合解消

2008年10月15日、Adobe Flash Playerの最新バージョン10.0.12.36がリリースされました。

今回のアップデートで、ニコニコ動画やYoutubeの映像が数秒で止まる現象が完全に修正されました。FirefoxやOperaを使用しているユーザは、すぐにでもアップデートしましょう。それ以外の修正点は、安定性の向上、GPU支援によるPC負荷の軽減、悪用される恐れのあるクリックジャッキングへの対処です。

Adobe Flash Player 10.0.12.36 (www.Adobe.com)

なお、Flash Playerのアップデートは、上記サイトからダウンロード出来る専用アンインストーラを使い、事前に古いバージョンを綺麗に削除しましょう。そのほうが旧バージョンの残骸による不可解なトラブルを回避できます。「Flash 10にしたはずなのに、どうも不安定だ」と思われたら、このアップデート方法をお試しください。