Gmailはウェブメールであるため、全てのデータはサーバ側に存在し、いつどこからアクセスしてもメールボックスを最新の状態に保てるのが魅力です。しかし、ローカルメールクライアントでPOP3受信し、削除やフォルダ移動をすると、クライアント間の同期が取れなくなります。これでは、せっかくのウェブサービスが台無し。そこで、IMAPを使い同期を保ったままメールを受信し、尚且つ誤動作なく運用できる設定を紹介します。
このIMAPと言う方式は、常にサーバから最新の状態を取得してきます。そのため、複数の場所から接続する機会の多いウェブメールと親和性が高いのがメリットです。逆にデメリットは、アクセス毎にメールを受信しなおさなければならず、多くの通信コストがかかる事です。ナローバンド回線で接続した場合は、このデメリットに悩まされるかもしれません。最近はブロードバンド回線の普及やクライアントの改善によりIMAPのメリットのほうが勝ってきたので、あまり心配することは無いでしょう。
それでは、以下、GoogleヘルプにあるThunderbirdでの設定値を示します。Gmailのアカウントは既に設定手順に従って作成済とします。