映画 スーパーサイズ・ミーはアメリカ食生活の病巣を抉る意欲作

ドキュメンタリー映画 スーパーサイズ・ミーを観てきました。題材のインパクトは大きいですが、今一訴求性に欠けるせいか、見に行った時間が悪いためか、私を含めて観客は7人しかおりませんでした。内訳は男4人、女3人。106人も収容出来るホールに、これだけの少人数しかいないとは、興行的には失敗なのかもしれません。

映画の内容は、1ヶ月間1日3食マクドナルドだけで食事をするとどうなるかを検証したもの。スーパーサイズ(特盛)を勧められたら拒まないというルールもありました。2週間目にして体重が10kg増え、3週間目には肝臓が危険な状態になり、ドクターストップ寸前。見ていて痛々しいほどです。とりわけスーパーサイズの量には驚きでした。粗食が基本だった日本人から見たら食欲を無くすレベルです。フライドポテトの容器などは、大人の顔ほどもあるのですから!そんな量を1人で食べきったら、あっと言う間に太るのも頷けます。

この映画、監督自身が体を張った実験として非常に面白い内容となっています。しかし、早口で説明が入るので、字幕が流れるのが非常に早いです。文字ばかりに気を取られて画面に集中出来ない場合が時々ありました。もし存在するのなら、吹き替えで見たほうがいいかもしれません。

ちなみに、映画の帰り際に件のファーストフードの看板が見えましたが、もちろん私は買わずに直帰した次第です。

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