ゲーマー視点から見たVistaの現在の状況(1)(2)(3)
VISTA発売から早くも2ヶ月が経とうとしています。開発環境やアプリも徐々に対応製品が増えてきました。
しかし、ことゲームに関しては新製品以外は放置状態。これはなぜか?答えはサウンドドライバにありました。
ゲームでは、DirectSound、EAX等、3Dサウンドがふんだんに使われてきました。ですが、Vistaではドライバを一新した結果、サウンドカードの3D機能にアクセスできなくなってしまったのです。「DirectSound HALの廃止」、この影響で3Dサウンドを使うゲームは動作不具合に見舞われることとなりました。セキュリティ強化や現状のドライバの不安定さを差し引いても、このサウンドドライバだけはどうすることも出来ないようです。
Vistaでは3Dサウンドに関して、CreativeがOpenALを提唱しています。ですが、これはOpenAL対応カードでないとVistaでは動作しません。ここに来て、Vistaはサウンドに関して、大幅に退化してしまったのです。
ゲーマーは、Vistaで3Dサウンドが安定して使えるようになるまで、もう少し待ちましょう。3Dサウンド使っている確率の少ない美少女ゲームしか遊ばないなら問題ないかもしれませんが。