「mixiの日記を読んだのにコメントをしなかった。なんて酷い人なんだ!」と思う人が世の中にはいるらしい。驚きと共に生理的に気持ち悪さを覚えます。そもそも、読み逃げがなぜいけないと思うのか?
元来、mixiは仲間内、特に気の合う間で交流を深めるために発足したのだと思います。離れて生活してても相手の近況を把握でき、お互いの疎遠感を払拭できるネット時代の便利ツール。しかし、どこで間違えたのか歪みが生じてしまったようです。
mixiは訪問先に強制的に自己の足跡を残してしまいます。そのため、日記をいつ誰に読まれたかバレバレなのです。閲覧されたのにコメントがない、つまり反応がないと落ち着かない、そんな人もいるのでしょう。この心理が高まって、いつしか「読み逃げ禁止」を謳う人々が生じてしまったらしい。
この読み逃げ禁止ユーザは、はっきり言ってmixiの癌であると思います。そもそも、コメントが欲しければ、読みやすい文、面白い文を推敲するべき。それすら出来ない人が「禁止」と騒いでも鬱陶しいだけ。音沙汰がないからと言って友達関係が切れるようなら、その程度の友情だったということです。
このようなユーザが増えてきたせいか、「mixiは息苦しい」と退会する人もいるようです。読み逃げがいけない、なんてことは決してありません。自分の価値観を他者に押し付けない、広い心を持って欲しいですね。色々悩むくらいなら、いっそ、本来の匿名文化に回帰すればいい、と私は思います。