次期MODx0.9.7はマルチサイトに対応するのか?という質問を頂いたので調査してみました。
0.9.7-Alpha Release Announcement (MODx公式)
完璧なカスタマイズ性
- 1コアのインストールで複数サイトを運用
- root以外の場所へのコアのインストール
- managerやassetsディレクトリを名称変更可能
- 管理画面のカスタマイズ
上記の通り、どうやら対応されるようです。私が公開しているマルチドメイン用ハックは0.9.7でお役御免となることでしょう。
では、使用感は次期バージョンでどうなるのか。youtubeの動画をご覧下さい。
分かりにくいですが、Ajaxを駆使してブラウザを意識しない滑らかな操作感を実現しています。技術者でなくても直感的に管理が可能だと思われます。逆に、システム構成が大幅に変更されたため、コアの深いところを触ろうとすると躓くかもしれません。
説明はこれくらいにして、実際に使用してみましょう。ここでは開発版のためのインストール方法を解説します。
- 開発版MODx0.9.7のダウンロードMODx0.9.7 svnリポジトリから全ファイルをダウンロードしてください。tortoiseSVN等のSVNクライアントがあると便利です。
- 設定ファイルの書き換え
/_build/build.config.sample.phpを参考に/_build/build.config.phpを作成してください。内容のXPDO_DB_USERとXPDO_DB_PASSに使用するDBアカウントを設定しましょう。 - アップロード
全てのファイルをサーバにアップロードしてください。ht.accessは.htaccessにリネームしたものとそうでないもの両方をアップ。 - 下準備
次にセットアップ前の下準備をします。/_build/transport.core.phpにアクセスしてください。0.9.7から導入のcore.transport.zipが作成されます。もし、エラーが出るようであれば、この手続き以降safeモードを解除して実行してみてください。ただし、セキュリティが大幅に低下するため、外部サーバを使う場合は、体験が済んだら早急に元に戻しておいてください。 - セットアップスクリプトの起動
ここからセットアップの始まりです。/setup/にアクセスしてください。MODx0.9.6に近い手順でインストールが完了すると思います。 - 管理画面へログイン
インストール最後にログインを促されてもスクリプトエラーが起きるかもしれません。無視しましょう。管理画面へのアドレスを入力し、そちらからログインすれば問題ありません。
以上で開発版MODx0.9.7のインストールが完了しました。一足先に使い勝手を体験し、使いにくい部分やバグがあれば、どんどん公式へ報告しましょう。今なら正式版へ反映されるかもしれません。