2009年05月05日、Microsoftの次期OS、Windows 7のRC版が一般公開されました。少なくとも2009年06月30日までは、何度でもダウンロード出来ます。
Windows 7 Release Candidate Customer Preview Program (Microsoft)
このバージョンは前回公開されたBeta版からのフィードバックを受け、数多くの修正が加えられたリリース候補です。製品版に限りなく近い使用感が得られるのではないでしょうか。Windows Vistaを見送っていたWindows XPユーザは、乗り換える前に試用して慣れておくといいかと思います。基本的にWindows Vistaのルック&フィールを継承しています。
必須動作環境は次のとおり。
- 1GHz以上の32-bit(x86)、もしくは64-bit(x64)プロセッサ
- 1GBのRAM(32-bit) / 2GBのRAM(64-bit)
- 16GBの空きディスク領域(32-bit) / 20GBの空きディスク領域(64-bit)
- WDDM1.0以上のドライバで動作するDirectX9対応グラフィックプロセッサ
ダウンロードには、Windows Liveアカウントへのログインが必要。また、氏名、電子メールアドレス、地域/国、現在の使用OSも、併せて訊かれます。ほとんどはLiveアカウントの値が自動的に埋まっているので、変更したい箇所だけ修正すればいいでしょう。
必要事項の記入が終わり次の画面に遷移すると、インストールに必要なプロダクトキーが表示されます。忘れずにメモしておいて下さい。
プロダクトキーを控えたら、直下のダウンロードボタンを押して下さい。ダウンロード進捗ウィンドウが開きます。IEならActiveX、それ以外のブラウザならJavaランタイムの実行許可が必要になります。どのブラウザでダウンロードしても構いませんが、私の環境ではIEが一番安定していました。Firefoxでは何度かJavaもろともフリーズしました。
ダウンロードされたDVDイメージはISO形式で、サイズは3.2GB程度あります。このイメージをメディアに記録する場合は、ISO形式を書き込めるライティングソフトを別途使用して下さい。エクスプローラで直接書き込んでもインストールDVDは作れません。フリーでオススメのソフトは、藤野 紘志氏の"ディスクメディエーター呉葉"です。もしも、Windows 7 Beta上でイメージをダウンロードしたのなら、OS標準機能だけでISO書き込みが可能です。
最後に、使用期限について注意して欲しい事があります。今回、そして前回の公開バージョンは、あくまでも評価用です。そのため有効期限は、Windows 7 Betaが2009年08月01日、Windows 7 RCが2010年06月01日までです。また、有効期限間近になると、製品版保護のためもあり、2時間ごとにPCが強制的にシャットダウンするようになります。Betaは2009年07月01日から、RCは2010年03月01日から、この保護機能が働きます。強制シャットダウンが始まると作業に支障が出るでしょうから、期日前に早めに元のOSに戻すようにして下さい。