ついにTundra Trackerのファンディングが2021年3月30日6時から開始された。が、しかし!出資時のアドオンが分かりにくいと思うので詳細に説明する。これを利用すると3トラッカー+SW7ドングルの組み合わせも可能だ。
目次
ベースの組み合わせ
まず、プレッジ(支援)には、ベースとなる組み合わせがある。以下の表を参照。
お買い得セット | 本体価格(USドル) |
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「Tundra Tracker」1個+「SW3 ドングル」1個+アクセサリー | 130ドル |
「Tundra Tracker」3個+「SW3 ドングル」1個+アクセサリー | 300ドル |
「Tundra Tracker」5個+「SW5 ドングル」1個+アクセサリー | 456ドル |
「Tundra Tracker」7個+「SW7 ドングル」1個+アクセサリー | 630ドル |
その他 | 本体価格(USドル) |
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Tundra Tracker 単体(ドングル無し)+アクセサリー | 95ドル |
SW3ドングル 単体 | 42ドル |
アクセサリーには次のものが付属する。取り消し線のものは付属しない。
プレッジ | 付属物 |
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「Tundra Tracker」3~7個+「SW3~7 ドングル」1個 (【限定200セット早割】含む) | ・USB充電ケーブル30cm Type A to Type C(トラッカー数分) ・USB延長ケーブル1m 両端Type A(1本) ・標準伸縮ストラップ足腕用(トラッカー数-1本分) ・腰用伸縮ストラップ(1本) ・収納ケース(1個) |
「Tundra Tracker」1個+「SW3 ドングル」1個 | ・USB充電ケーブル30cm Type A to Type C(トラッカー数分) ・USB延長ケーブル1m 両端Type A(1本) ・標準伸縮ストラップ足腕用(1本) ・収納ケース(1個) |
Tundra Tracker 単体(ドングル無し) | ・USB充電ケーブル30cm Type A to Type C(1本) |
アドオン(追加リワード)による組み合わせ変更
KickStarterでは1プロジェクトに対して1回しか出資出来ない。なので、上記の組み合わせだと「トラッカー3つ+SW7ドングル1つ」や「トラッカー3つ+SW7ドングル1つ+SW3ドングル1つ」のような変則的な複数選択が不可能である。
そこで登場するのが「アドオン(追加リワード)」だ。これを利用すれば希望の組み合わせによる出資が可能になる。
追加リワード一覧は次の通り。
- Dongle Upgrade:SW3->SW5 18ドル
- Dongle Upgrade:SW3->SW7 38ドル
- Dongle Upgrade:SW5->SW7 20ドル
- Additional Tundra Tracker 89ドル (トラッカーお代わり)
- Additional Waist Strap 7ドル (腰用伸縮ストラップ)
- Additional Feet/Elbow Strap 7ドル (足腕用伸縮ストラップ)
- Additional SW3 Dongle 42ドル
- Additional SW5 Dongle 60ドル
- Additional SW7 Dongle 80ドル
それでは、次の項目で実際の組み合わせ変更方法を説明する。例として「トラッカー3つ+SW7ドングル1つ」と「トラッカー3つ+SW7ドングル1つ+SW3ドングル1つ」を扱う。
例1:トラッカー3つ+SW7ドングル1つ
まずはベースの組み合わせから目的に近い「トラッカー3つ+SW3ドングル1つ」、つまり「US$ 300 以上のプレッジ」を選択。「次へ」ボタンを押す。
すると、アドオン(追加リワード)選択画面に遷移する。ここで好きなものを好きな数だけ追加可能だ。今回はSW3ドングルをSW7ドングルに変更したいので、「Dongle Upgrade:SW3->SW7 $38」の追加ボタンを押す。
以上の操作により「トラッカー3つ+SW7ドングル1つ」で出資が可能になった。後は次へボタンを押して手続きを完了させよう。
例2:トラッカー3つ+SW7ドングル1つ+SW3ドングル1つ
この場合は、「トラッカー3つ+SW7ドングル1つ」+「SW3ドングル1つ」と考えるのではなく、「トラッカー3つ+SW3ドングル1つ」+「SW7ドングル1つ」と置き換えた方がわかりやすい。
まずは、ベースの組み合わせから「トラッカー3つ+SW3ドングル1つ」、要するに「US$ 300 以上のプレッジ」を選択。
アドオン(追加リワード)選択画面で、「Additional SW7 Dongle $80」を追加すればOK。
出資に成功すると、即座に「Tundra Trackerをバックしました」と言う件名のメールが届く。このメールで出資内容が確認できる。
プロジェクトページの右上青ボタン「プレッジの管理」からも同様に再確認可能だ。アドオン(追加リワード)を追加した場合は、上記メールと、この管理画面に反映されている。
もし、反映されていないようなら、「プレッジ内容の変更」からやり直そう。
注意点
- ベースの組み合わせから、削ったりダウングレードしたりは出来ない
アドオン(追加リワード)では、「トラッカー3つ+SW3ドングル1つ」からトラッカーを1つ抜き取ったり、「トラッカー5つ+SW5ドングル1つ」のドングルをSW3ドングルにダウングレードは出来ない。
「トラッカー2つ+SW3ドングル1つ」にしたい場合は「トラッカー1つ+SW3ドングル1つ $130」を選択後「Additional Tundra Tracker $89」追加。「トラッカー5つ+SW3ドングル1つ」なら「トラッカー3つ+SW3ドングル1つ」に「Additional Tundra Tracker $89」を2つ追加だ。
ただ、ドングルの能力を削りたい酔狂はいないと思う。後者の場合は素直に「トラッカー5つ+SW5ドングル1つ」を選択しておこう。
- アップグレードオプションを間違えないように
ベースの組み合わせがSW3ドングルなのにSW5->SW7を選ぶ、ベースの組み合わせがSW5なのにSW3->SW5を選ぶ。これらはNGである。
オプションに制限がないため指定出来てしまうが、後々面倒な事になるのは目に見えているので、間違えないように慎重に選ぼう。
- 出資額には税金と送料が含まれていない
Tundra Trackerでは出資時に送料が上乗せされていない。従って、出資期間終了後、送付先登録時に別途追加請求されるから注意が必要だ。TundraLabsはなるべく費用を抑えるように動いてくれるようだが、幾らになるかは未知数である。プロジェクトトップページにも大きく強調表示で書かれているので一読されたい。
今回は送料を確かめた上、納得がいかない場合は、その時点で出資をキャンセル出来るとのことだ。
- 早期終了もあり得る
VRCでの質問会やメールニュースにて、「部材に限りがあるため、製造可能総数が決まっている。お買い得セット個々の数に制限は設けてないが、早期終了もあり得る」とアナウンスしている。予定数に達した場合、返礼品のある出資は削除される。
しかし、予定数に達しても、当初設定された出資締切日2021年5月29日までは、登録したクレジットカードへの請求はないので安心されたい。
現時点ではトラッカー1万~1万5千個分の部材は確保している模様。
なお、予定数に達した後も、既に出資した人は、プロジェクト終了まで在庫のあるアドオン(追加リワード)へ変更可能とのことだ。
- JCBブランドのクレジットカードが承認されない
TundraLabsはアメリカの会社としてKickStarterに登録しているので、Tundra Trackerの決済はJCBが使用可能だ。
プレッジする際には、どのような支払い方法を選択できますか?(Kickstarter Help)
とは言え、各カード会社により扱いは異なるため、弾かれても不思議ではない。JCBは海外決済手数料が1.6%と低めでお得なのだが、KickStarterでは使えないケースが多い。従って、VISA、MasterCardのどちらかも保有しておくと安心だ。
- プレッジ内容やアドオン(追加リワード)の変更は可能?
可能。しかし、慎重に考えて欲しい。変更すると出資順が現時点での一番最後に回されてしまう。そのため、受け取りが遅れることになる。早割セットを選んでいた人は、その枠から外されてしまう。
要するに、前回の出資を取り消して、新たに出資し直してるのと同じだ。お薦めはできない。
まとめ
初日から柔軟な選択が出来るよう配慮してくれたTundraLabsに感謝をしたい。コロナ渦で部材調達に不安が残るものの、無事に出荷まで辿りつけることを祈っている。そして来年にはアマゾン等で皆が手軽に買えるようになることを期待しよう。
2021年はトラッカー戦国時代だ!この記事がTundra Trackerに興味を持った人達の助けになれば幸いである。