FirefoxでJava SE 6 Update 5のフリーズを回避する方法

先日、我がWindows Vista x64の環境をJava SE 6 Update 3からJava SE 6 Update 5にアップデートしました。するとFirefoxでJAVA appletが起動したときにフリーズするではないか!そこでサクッと解決策をご紹介します。

[スタート]-[コントロールパネル]からJAVAの設定ダイアログを表示してください。[Java コントロールパネル]-[基本]-[ネットワーク設定]ボタンを押します。プロキシを使用している人は、[プロキシサーバを使用]を選んで直に設定を書き込んでください。

Update 5 Java コントロールパネル 変更前

[ネットワークプロキシ設定]の[ブラウザの設定を使用]を[直接接続]に変更。これでFirefoxでJAVA appletが起動してもフリーズしなくなります。

Update 5 Java コントロールパネル 変更後

ちなみに、Windows Vista x64をお使いの場合は、Update 5にするとコントロールパネルから設定画面にアクセスで出来なくなっています。IEでJAVA appletの存在するページを開き、タスクトレイにJAVAアイコンを表示させてください。このアイコンを右クリックすることにより設定画面に辿り着けます。別の方法としては、エクスプローラから設定ダイアログである"{JAVA_HOME}\bin\javacpl.exe"を直接起動すること。大半の環境では"C:\Program Files(x86)\Java\jre1.6.0_05\bin\javacpl.exe"になっていると思います。これは既知の問題点として報告されているようですが修正される見込みは薄そうです。

After completing Java 32-bit Installation on Vista 64 bit, Java Control Panel will not be there (Sun Developer Network)

最近ではJAVAと言えばEclipseやOpenOffice.orgのようなオフラインアプリケーションにだけ使われている印象が強いです。FLASHが台頭してブラウザでappletが起動することも少なくなりましたね。今回の件に気づくのが遅れたのは無理もありません。

2008年05月29日追記

Java SE 6 Update6以降でフリーズ問題が解決しています。Java.comから最新版をダウンロードして下さい。また、VIsta x64で表示されなかったコントロールパネルも復活しました。[スタート]-[コントロール パネル]-[プログラム]からアクセス可能です。

IE7.0への更新は選択制、しかし対応は必須!

2008年2月よりWindows XPのIEが7.0へ自動更新されることになっていました。

2008年2月13日より自動更新機能による Windows(R) Internet Explorer(R) 7 の配布開始 (Miscrosoft)

しかし、現実はIE7.0に必ずしもアップデートする必要はなく、IE6.0で運用を続ける人も出てくるようです。 IE6.0は2009年までサポートが続けられ、セキュリティ更新も2014年まで維持される模様。IE7.0に強制アップデートされると思っていた私には残念なお知らせでした。

強制アップデートになると古いシステムで弊害が出る可能性があるのは承知しています。Microsoftもそれを考慮して選択肢を残したのでしょう。ですが、IE7.0は日本だけ移行期間を1年も延長していました。閉鎖的な企業内システムでもない限り、一般へ開放されたアクティブサイトは、この猶予期間でIE7.0に対応する責任があったと思います。現実には残念なことに未だIE6.0しか動作保障していないサイトが多いです。

では、なぜIE7.0に対応させる必要があるのでしょうか。 2つの理由があります。

1つはユーザ視点から見たメリット。時代に即した最新の技術が使われており、フィッシングサイトやウィルスの脅威からユーザを守ってくれる確率が大幅に高くなります。また、タブ機能のような新スタイルにより、旧バージョンより使いやすくなっています。PCのスペックが低くて処理がきついと言う人以外は、大半が更新するのではないでしょうか。

もう1つはブラウザ互換性に対する改善。IE6.0の時よりも、遥かにW3C標準に近づいています。これの意味するところは明快で、コスト削減に繋がっていくのです。W3C標準のXHTMLやCSSで記述をしておけば、今後出てくるであろう新ブラウザでも、修正する必要なく望んだレイアウトに近い形でページを閲覧できます。もちろん、これは理想であり、現状はIE6.0に対応したページのレイアウトが、IE7.0で崩れるといった現象も見られます。ただし、これはIE6.0がW3C標準とは大幅にかけ離れていたための不具合。今後は最新のIEに対応させていけば、開発者の負担が減り、牽いてはコスト削減に貢献することになるでしょう。

さて、IE7.0に強制アップデートされなくなって喜んでいるサービス提供者は、2008年2月現在のブラウザトレンドをご覧下さい。

Browser Version Market Share for February, 2008 (NET APPLICATIONS)

Browser Version Market Share for February, 2008

IE7.0は44%、IE6.0は31%。実に13%もIE7.0のほうが上回っています。今や市場シェアNo.1 はIE7.0なのです。まだ未対応であれば早急に対応したほうがいいでしょう。ユーザ離れを起こしたくないのであれば。

今の後手後手の企業対応はTVで例えるとこんな感じ。

「今日からアナログ停波で地デジのみになりました。ブラウン管TVも減ってきて薄型液晶TVが家庭に浸透しています。でも、うちのコンテンツはまだブラウン管TVでの視聴しか保障しませんよ!」

正にナンセンス。地デジ+チューナー+ブラウン管TVをIE6.0、地デジ+チューナー内蔵液晶TVをIE7.0に置き換えると分かりやすいと思います。

Gary Gygax氏死去、D&Dの作者

Dungeons & Dragons Co-Creator Dies at 69 (AP通信)

「Dungeons & Dragons」の作者、Gary Gygax氏が死去 (マイコミジャーナル)

【訃報】RPGの父、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」を創ったGail Gygax氏が死去 (2ch)


TRPGの黎明期に流行ったDungeons & Dragonsの作者の一人、Gary Gygax氏が4日朝に死去しました。享年69歳。少し早すぎる死ではないでしょうか。1970年代当時、D&Dはアメリカでは大人気のゲームとなり、映画E.T.の冒頭で主人公達が遊んでいるほどの過熱っぷりでした。我が家にも彼の著書ロールプレイング・ゲームの達人(原題:Role-Playing Mastery)があります(紛失しましたが)

世界中の少年達の人生を狂わせたお方、文句の一つも言わせて欲しい!

48 なまえないよぉ~ :2008/03/05(水) 19:56:27 ID:IFz6QyfI
この方がいなければ、恐らく
Ultima(Online含む)もWizardryも
ドラクエもFFも
ロードス島戦記も魔法戦士リウイも
ロードスブームが基礎となったラノベと言うジャンルも
なかっただろう。

彼は真のロールプレイング・ゲームの達人でした。

Lila Dreams、少数精鋭で作るMMO

女の子の精神世界を冒険する新作MMO,「Lila Dreams」が発表 (4gamer.net)

Lila Dreams

まだ、Lila Dreams公式ページにはコンセプトアートしか公開されていません。マギーのアリス・イン・ナイトメアのような混沌とした世界を作り出してくれるのでしょうか。それとも、今までに見たこともない幻想的な演出が待っているのでしょうか。

真相は謎のままですが期待したいタイトルです。 それにしても、MMOにする意味はあるんですかね?

2017年追記:プロジェクト自体が立ち消えになってしまったようです。残念。

やる夫がIT土方になったようです -正社員でも多重派遣-

やる夫がIT土方になったようです

多重派遣(多重請負)が騒がれる前は間に三社くらい挟むのは日常茶飯事でしたね。クライアントが技術者を80万円以上で雇っても、末端に来るころには単価50万円弱に削られています。右から左へ案件を流すだけで5~10万円もピンハネするとは酷い業界です。しかも、滑稽な事に、自社で出した案件が巡り巡って手元に戻ってくることもあります。もちろん、単価は大幅下落。

このような案件たらい回しの原因は技術者不足が上げられるでしょう。しかし、IT土方であればあるほどデスマーチ遭遇率が高いのも事実。次第に心や身体が蝕まれていきます。リタイアせずに長く従事している人は恵まれていると思います。また、マンパワーで押し切れるのは若いうちだけ。体力的に衰えだす35歳がプログラマー定年説だと言うのも頷けます。

デスマーチを避けるようプロジェクト管理の徹底と、技術者が潰れないようにアフターケアを怠らない。この二つを件の業界には実践して欲しい。切にそう望みます。