システムの復元で使用する容量を調節する方法

Windowsを数日使い続けてみるとシステムドライブの消費量がインストール時よりも10GB以上増えていました。どうやら「システムの復元」に使われる領域が確保されているようです。この領域は最大でHDDの15%。500GBのパーティションならば75GBも予約されてしまいます。

残念なことに、Windows Vistaでは「システムの復元」に使われる容量を調節するためのインターフェースがありません。Windows 7も同様です。そこでコマンドラインから管理ツールを使用しましょう。

「システムの復元」と「以前のバージョン」で使う領域を変更する (ITmedia)

Vistaでシステムの復元とシャドウコピーに使う領域を指定するには、ボリュームシャドウコピーサービス管理コマンドラインツールの「vssadmin.exe」を利用する。管理ツールはコマンドラインのアプリケーションで、実行には管理者特権が必要になる。コマンドプロンプトを管理者として実行しよう。スタートメニューで「すべてのプログラム」を選び、「アクセサリ」の「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択すればよい。

システムの復元に使われている領域の情報を表示するには、コマンドプロンプトで「vssadmin List ShadowStorage」と入力して実行する。ここから、シャドウコピーの領域として使われているボリュームや、使用中の領域、割り当て領域、最大領域が確認できる。ここで最大領域をチェックしておく。

システムの復元に使われているサイズを変更する場合は「vssadmin Resize ShadowStorage /For=対象ドライブ /On=記憶域のボリューム /MaxSize=変更サイズ」と指定する。サイズを変更する場合、対象ドライブとシャドウコピーの記憶域ボリュームは「vssadmin List ShadowStorage」で確認した情報と一致させることが必要だ。

たとえば、対象ドライブと記憶域のボリュームを「Cドライブ」、変更後のサイズを「1Gバイト」に設定する際、「vssadmin Resize ShadowStorage /For=C: /On=C: /MaxSize=1GB」と指定する。サイズを小さくすると、シャドウコピーによって取得したバックアップが削除される可能性があるので注意が必要だ。

システムの復元で使う容量の変更

なお、コマンドラインウィンドウは、「スタート」→「検索の開始」から「cmd.exe」を検索して「管理者として実行」を選んで起動してください。

2017年11月追記:Windows10では「復元ポイントの作成」で検索し、「システムのプロパティ」-「システムの保護」-「構成」から、スライダーを使い「ディスク領域の使用量」をパーセンテージ単位で調節可能です。初期状態に戻せば良いのであれば、復元ポイントの作成自体を停止する手もあります。

Windowsでマウスからのスタンバイ復帰を無効にする方法

Windows Vista以降の標準的な終了方法はスタンバイです。シャットダウンではなくなりました。

しかし、なぜかマウスを少し動かしただけで復帰してしまいます。スタンバイにしたはずなのに朝起きてみるとPCが起動したままになっている。この現象は本当に困り者です。キーボードのキーを押しても同様の現象が起こってしまい、頭を抱えた人もいることでしょう。今回はこれを抑制してみます。

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Windowsでのパーティション調整方法

Windows Vistaのインストールが全て終わってHDDの使用容量を見ると30GB消費していました。予想より10GBも多く消費されている。てっきり最小要件の20GBしか使わないものと思っていました。この時、Cドライブには60GB程割り当てていました。したがって残り30GB。将来的に不安な容量です。

そこで、Cドライブのパーティション容量を増やすことを決意。幸いなことに、Vista以降では使用中のパーティションを自由に増減出来るようになっており、簡単に容量を微調整できます。

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Windowsのスワップファイルを無効にする方法

去年末からのメモリ安に便乗してメモリ8GBのPCを組みました。Windows Vista x64に乗り換えて気づいたことはスワップファイルが巨大になってしまうこと。以前のPCはメモリ768MBで1GBのスワップ領域を確保していました。これが今回のPC構成では8GBも占領していたのです。

2017年追記:Windows10以降でも使えるテクニックです。

そもそも、8GBもメモリが搭載されているため、スワップは今のところ一回も起きていません。今のところ、どんなに多くアプリを立ち上げても3.5GB以上消費されることがないのです。そこでHDDの無駄な領域を消すためにもスワップ無しで運用してみることにしました。方法は次の通り。

  1. 「スタート」→コンピュータ→右クリックメニューから「プロパティ」を選択→「システムの詳細設定」
  2. 「パフォーマンス」項目の「設定...」ボタンを押す→「詳細設定」タブを開く→「仮想メモリ」の項目にある「変更...」ボタンを押す
  3. 仮想メモリの設定で「ページングファイルなし」を選択

Windowsでスワップファイル無効

これで再起動すればスワップファイルは使われなくなります。しかし、pagefile.sysは残ったまま。せっかく未使用にしてもHDDを占領したままでは意味がありません。削除してしまいましょう。このファイル、残念ながらエクスプローラからは消せません。コマンドプロンプトから消す必要があります。「スタート」→「検索の開始」→「cmd.exe」と打ち込み、「管理者として実行」して下さい。そこで、次のように入力します。

del /A:H c:\pagefile.sys
※/A:Hは隠しファイルの削除に必須のオプション

注意:OSのバージョンによっては、ページングファイルなしを選択した時点、再起動した時点でpagefile.sysが消えている場合もあります。

わかりやすいサブプライムローン問題

やる夫がサブプライム問題を学ぶようです(ネタなべ)

世界的な景気低迷の原因となっているサブプライム問題とはなんぞや?やる夫がわかりやすく解説してくれていました。今はユーロが強いですね。

  1. 景気が右肩上がり前提の住宅ローン
  2. 家を売れば購入時より高値が見込まれるため、払えなくなっても客とローン会社は損をしない
  3. ローン会社の貸付資金が足りなくなったので投資家から金を募る
  4. 次第に家が売れなくなり価格下落
  5. 家を売っても元を取れなくなる
  6. 債務回収不能となり株が焦げ付く
  7. 国を含めた世界中の投資家が大損
  8. 基本通貨のドルが不安定になり、世界恐慌スレスレ

世界中が躍らされる金融と言うマジックには気をつけましょう。