「Linux」タグアーカイブ

V2Cの64bit化とJaneからのログ移行方法

2ch専用ブラウザは今日まで数多く登場して来ましたが、64bitネイティブモードで動作し更新が活発なものとなると、数える程しか存在しません。今回は、その中でもJava VM上で動作するV2Cを、64bitモードで動かす方法を紹介します。また、併せてJane Styleからのログ移行方法も指南。

2ch専用ブラウザV2C

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瀬尾浩史氏のUbuntu漫画、各国語版共々ネット配信中

先日、9.04が公開されたばかりのUbuntuですが、週間アスキーのムック「カンタンUbuntu!」で瀬尾浩史氏が連載中の漫画「うぶんちゅ!」が、クリエイティブコモンズのライセンスの元、ネット上でも配信されています。アップグレードやインストール作業の合間に読んでみては如何でしょうか。

学園Ubuntuラブコメ うぶんちゅ!

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Ubuntu 9.04配布開始、ネットブックにも対応

2009年04月23日、デスクトップLinuxuのUbuntu 9.04が公開されました。今回から、ネットブック用に最適化したパッケージも配布されており、素早い起動、高度なパワーマネージメント、複数のネットワーク切り替えが可能となっています。CDイメージのダウンロードは以下から。

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GmailをIMAPで完全同期させるためのより良い設定

Gmailはウェブメールであるため、全てのデータはサーバ側に存在し、いつどこからアクセスしてもメールボックスを最新の状態に保てるのが魅力です。しかし、ローカルメールクライアントでPOP3受信し、削除やフォルダ移動をすると、クライアント間の同期が取れなくなります。これでは、せっかくのウェブサービスが台無し。そこで、IMAPを使い同期を保ったままメールを受信し、尚且つ誤動作なく運用できる設定を紹介します。

このIMAPと言う方式は、常にサーバから最新の状態を取得してきます。そのため、複数の場所から接続する機会の多いウェブメールと親和性が高いのがメリットです。逆にデメリットは、アクセス毎にメールを受信しなおさなければならず、多くの通信コストがかかる事です。ナローバンド回線で接続した場合は、このデメリットに悩まされるかもしれません。最近はブロードバンド回線の普及やクライアントの改善によりIMAPのメリットのほうが勝ってきたので、あまり心配することは無いでしょう。

それでは、以下、GoogleヘルプにあるThunderbirdでの設定値を示します。Gmailのアカウントは既に設定手順に従って作成済とします。

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exFATの普及促進、XPの次はLinuxが対応

SDカードの次世代規格SDXCにマイクロソフトのexFATが採用されました。これにより、対応OSが増え一気に普及することになりそうです。

SDXCメモリーカード (Wikipedia)

今までexFATはWindows Vista SP1とWindows CEのみでしか使えませんでした。それが、2009年1月にWindows XPが対応。そして、2009年2月にLinuxが実装テストを開始。これからは、メジャーなファイルフォーマットとして自信を持って使えるようになるでしょう。

exFAT ファイル システム ドライバの更新プログラム パッケージ (Microsoft)

MS以外で初の対応? LinuxでexFAT読み取り用のパッチが公開 (マイコミジャーナル)

このマイクロソフトのファイルシステムの歴史は、SDカードの歴史でもあります。2000年に登場したSDカードはファイルシステムにFAT16を採用し、最大容量2GBの上限がありました。その後、メディアの大容量化に伴い、2006年にFAT32を採用したSDHCカードが登場。最大容量が32GBまで引き上げられました。しかし、2008年に僅か2年で上限に達してしまったのです。そのため、2TBの拡張を目指しexFATを採用したSDXCカードが登場することとなりました。

また、SDカードの容量にはマイクロソフトの戦略による影響もあります。本来、FAT32は2TBまで認識させることが可能ですが、Windows 2000以降のOSでは32GBまでしかフォーマット出来ません。この意図的な制限は、32GB以上のHDDにWindows NT系のファイルフォーマットNTFSを使って欲しいため。SDHCカードはFAT32を採用したがために、この制約を受けることになってしまいました。

更にPCのハード的な影響もSDカードの容量に関係してきます。今回SDXCカードに採用したexFATは理論上最大16EBまで使えます。FAT32のような1ファイル4GBの壁もないため、末永く使えるフォーマットのはず。それなのに何故2TBまでと制限しているのか。それは、現行PCの多くがHDDの管理にBIOSMBRを採用しており、2TBまでしか扱えないからです。2008年半ばから出荷されているEFI採用マザーボードとGPTの組み合わせが浸透すれば、この制限は撤廃されるかもしれません。OSにWindows Vista SP1  x64以降が必要であるため、XPユーザ、32bit OSユーザには無縁の話ですけどね。