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VOCALOID巡音ルカはメイコの座を奪えるか!?

来る2009年01月30日、クリプトン社のヴォーカルシンセサイザーVOCALOID2の第3弾として、巡音ルカが発売されます。音声データに使われる声は、声優の浅川悠。ハスキーボイスの持ち主で、クールな男勝りの女性を演じる事が多いです。

この巡音ルカ、声の雰囲気からVOCALOID1メイコを代替する存在になりそうな予感がしていました。つまり、新エンジンを積んだ2代目メイコとして、その座を奪うのではないか、と。しかし、公式のサンプルをよくよく聴いてみると、メイコとは全く違う声質でありました。

VOCALOID2 巡音ルカ (クリプトン公式)

VOCALOID1 MEIKO (クリプトン公式)

ルカはハスキーで中性的な声、対してメイコはワントーン高めの伸びやかな声量ある声です。使用者の設定で大きく印象の変わるVOCALOIDでは、初期の印象はあまり当てにならないかもしれません。ですが、今まで購入を躊躇い、ボーイッシュな女性ボーカルを待っていた人には、この差異は大きいです。最新のVOCALOID2エンジンを積み英語音声も収録したルカと、旧世代のVOCALOID1エンジンながらも張りのある声のメイコ、どちらを選べばいいのでしょう?

結論から言うと、面倒くさがりであればルカ、職人気質であればメイコを選ぶのがいいのではないでしょうか。ルカは、今までのクリプトンのノウハウが詰まっており、無調整でもある程度聴ける声で歌うと思われます。ボイスデータの容量も歴代VOCALOIDの中で最大級です。逆にメイコは、先達が数々の演奏技術を確立し、調整次第で素晴らしい歌声を披露してくれます。

どうしても決断出来ないときは、いっそ、両方揃えてボーイッシュユニットを組ませてみるのもありかも?

Irrlichtコンペの作品勢揃い、初音ミクも参加!?

2008年12月にお伝えしたIrrlichtコンペのエントリー作品が発表されました。

Competition submissions! (Irrlicht Forum)

25日と言う短期間でありながらも10作品の応募がありました。作品は実際にダウンロードして自分の環境で動かしてみることが出来ます。全てソースコード付ですので、どのようにコーディングしているのか、じっくり研究するのもいいかもしれません。作品の動画はYoutubeの再生リストからも纏めて閲覧できます。

中でも目を惹いたのがUK出身のFMX氏の作品「Miku in Motion」。クリプトンのVOCALOID初音ミクを題材に、のどかなサイクリング風景を演出しています。ミクの歌はだいすけPの「初音ミクのうた」です。FMX氏は日本語も分かるようで、IrrlichtMLをアナウンスしているスレッドに何度か顔を出されています。

また、ミクの3DモデルはB@z氏が提供しました。彼はハンガリー出身ですが日本のサブカルチャーに精通しています。日本語を駆使し、2chで3Dモデラーを募集したこともあります。

彼らには、これからもこの路線で創作を続けて欲しいですね。応援しています。