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Flash 9.0.124でFirefoxの動画停止問題解決(しませんでした)

Flash Player 9.0.124 (Adobe.com)

今日アップデートされたFlash Player 9.0.124とFirefox2.0.0.13の組み合わせで、動画が途中で停止する問題が改善しました。

この現象はFirefoxでタブを沢山開いているときに起こる現象です。Youtubeやニコニコ動画で、音声が無音になったり、映像が途中で停止してしまう不便なものでした。今年の1月頃から確認されており、動画のみIEに切り替えて鑑賞するという回避策しか存在しませんでした。

この3ヶ月間、耐え忍んだFirefoxユーザは早速試してみましょう!

2008.10.15追記:Firefox3.0.3+Flash10.0.12.26で完全に修正されました。詳細は「Flash10登場、動画が停止する不具合解消」をご覧ください。

Windowsの時刻合わせの間隔を調節する方法

Windowsでは、サービスが沢山起動しているせいか、はたまたVista以降スタンバイモードをデフォルトにしたのが原因か、システム時計が1週間で3分近く遅れます。"日付と時刻の設定の変更"にあるインターネット時計でNTPサーバから同期を取っているのにです。そこで、同期間隔を環境に合わせてカスタマイズしてみましょう。

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IE7.0への更新は選択制、しかし対応は必須!

2008年2月よりWindows XPのIEが7.0へ自動更新されることになっていました。

2008年2月13日より自動更新機能による Windows(R) Internet Explorer(R) 7 の配布開始 (Miscrosoft)

しかし、現実はIE7.0に必ずしもアップデートする必要はなく、IE6.0で運用を続ける人も出てくるようです。 IE6.0は2009年までサポートが続けられ、セキュリティ更新も2014年まで維持される模様。IE7.0に強制アップデートされると思っていた私には残念なお知らせでした。

強制アップデートになると古いシステムで弊害が出る可能性があるのは承知しています。Microsoftもそれを考慮して選択肢を残したのでしょう。ですが、IE7.0は日本だけ移行期間を1年も延長していました。閉鎖的な企業内システムでもない限り、一般へ開放されたアクティブサイトは、この猶予期間でIE7.0に対応する責任があったと思います。現実には残念なことに未だIE6.0しか動作保障していないサイトが多いです。

では、なぜIE7.0に対応させる必要があるのでしょうか。 2つの理由があります。

1つはユーザ視点から見たメリット。時代に即した最新の技術が使われており、フィッシングサイトやウィルスの脅威からユーザを守ってくれる確率が大幅に高くなります。また、タブ機能のような新スタイルにより、旧バージョンより使いやすくなっています。PCのスペックが低くて処理がきついと言う人以外は、大半が更新するのではないでしょうか。

もう1つはブラウザ互換性に対する改善。IE6.0の時よりも、遥かにW3C標準に近づいています。これの意味するところは明快で、コスト削減に繋がっていくのです。W3C標準のXHTMLやCSSで記述をしておけば、今後出てくるであろう新ブラウザでも、修正する必要なく望んだレイアウトに近い形でページを閲覧できます。もちろん、これは理想であり、現状はIE6.0に対応したページのレイアウトが、IE7.0で崩れるといった現象も見られます。ただし、これはIE6.0がW3C標準とは大幅にかけ離れていたための不具合。今後は最新のIEに対応させていけば、開発者の負担が減り、牽いてはコスト削減に貢献することになるでしょう。

さて、IE7.0に強制アップデートされなくなって喜んでいるサービス提供者は、2008年2月現在のブラウザトレンドをご覧下さい。

Browser Version Market Share for February, 2008 (NET APPLICATIONS)

Browser Version Market Share for February, 2008

IE7.0は44%、IE6.0は31%。実に13%もIE7.0のほうが上回っています。今や市場シェアNo.1 はIE7.0なのです。まだ未対応であれば早急に対応したほうがいいでしょう。ユーザ離れを起こしたくないのであれば。

今の後手後手の企業対応はTVで例えるとこんな感じ。

「今日からアナログ停波で地デジのみになりました。ブラウン管TVも減ってきて薄型液晶TVが家庭に浸透しています。でも、うちのコンテンツはまだブラウン管TVでの視聴しか保障しませんよ!」

正にナンセンス。地デジ+チューナー+ブラウン管TVをIE6.0、地デジ+チューナー内蔵液晶TVをIE7.0に置き換えると分かりやすいと思います。

やる夫がIT土方になったようです -正社員でも多重派遣-

やる夫がIT土方になったようです

多重派遣(多重請負)が騒がれる前は間に三社くらい挟むのは日常茶飯事でしたね。クライアントが技術者を80万円以上で雇っても、末端に来るころには単価50万円弱に削られています。右から左へ案件を流すだけで5~10万円もピンハネするとは酷い業界です。しかも、滑稽な事に、自社で出した案件が巡り巡って手元に戻ってくることもあります。もちろん、単価は大幅下落。

このような案件たらい回しの原因は技術者不足が上げられるでしょう。しかし、IT土方であればあるほどデスマーチ遭遇率が高いのも事実。次第に心や身体が蝕まれていきます。リタイアせずに長く従事している人は恵まれていると思います。また、マンパワーで押し切れるのは若いうちだけ。体力的に衰えだす35歳がプログラマー定年説だと言うのも頷けます。

デスマーチを避けるようプロジェクト管理の徹底と、技術者が潰れないようにアフターケアを怠らない。この二つを件の業界には実践して欲しい。切にそう望みます。

Stage6、2008年2月末でサービス終了

Stage6 to Shut Down on February 28 (Stage6公式)

DivX社の動画共有サイトStage6が、2008年2月28日(木)にサービス終了することが明かされました。

I’m Tom (aka Spinner), a Stage6 user and an employee of DivX, Inc., the company behind the service. I’m writing this message today to inform you that we plan to shut down Stage6 on February 28, 2008. Upload functionality has already been turned off, and you’ll be able to view and download videos until Thursday.

やはり、動画配信には莫大なコストがかかるようで、サービス存続のために去年から売却先を探していたようです。しかし、残念ながら譲渡先が決定せず、あえなく終了することとなりました。既に新規アップロードは終了しており、28日までは閲覧のみ可能となっています。見逃した映像等は早めに視聴しておきましょう。

このStage6は、自社のMPEG4技術による高画質を売りにしていた後発の動画共有サイトでした。しかし、Flash Playerを使用するYoutubeやニコニコ動画と比べた場合、専用の再生プレイヤーを新たにインストールしなければいけない事を考えると、どうしても魅力に欠けてしまいます。また、Stage6の売りであったMPEG4技術も来るハイビジョン時代に先立ちFlashで扱えるようになりました。そのため、Youtubeやニコニコ動画でも高画質映像が見られるようになり、Stage6の存在意義さえ危うくなっていたのです。引き際としてはちょうどいい時期だったのかもしれませんね。

惜しむらくは、メンテナンス時の洒落た文が見られなくなることでしょうか。 彼らのサーバはハムスターが発電しておりました。もちろんジョークですけどね。