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Windows+ペンタブレットで現れるスクリーンキーボードを非表示にする方法

Windows Vistaにワコムのペンタブレットドライバをインストールすると、ログイン画面にスクリーンキーボードが表示されるようになります。また、デスクトップ画面に手書き文字入力ウィンドウも現れます。これらはタブレットPC用の機能で、キーボードが接続されていない環境において真価を発揮します。しかし、立派なキーボードを備える据え置き型のデスクトップPCでは不要な存在。目障りに感じる人も多いのではないでしょうか?

ログイン画面に表示されたスクリーンキーボード

そこで、このスクリーンキーボードと手書き文字入力ウィンドウを非表示にする方法を紹介します。

  1. [スタート]-[コントロールパネル]-[プログラム]-[プログラムと機能]-[Windows の機能の有効化または無効化]をクリック。
  2. UACが反応したら、ウィンドウの内容を確認後、続行ボタンを押す。
  3. 暫く待機するとWindowsの機能一覧が列挙される。
  4. [Tablet PC オプション コンポーネント]のチェックを外し、OKボタンを押す。
  5. Vistaの指示に従って再起動。

Windowsの機能一覧

これで、邪魔なスクリーンキーボードと手書き文字入力ウィンドウが消えました。思う存分、ペンタブレットを使って創作活動に励んでください。

スクリーンキーボードが削除されたログイン画面

ちなみに、この方法を行うとSnipping Toolというデスクトップキャプチャソフトも消されてしまいます。よく使っていた方は要注意です。もっとも、キャプチャ範囲を指定して画面を切り出すだけのツールなので、Paint.NETのような画像編集ソフトで代替したほうがいいでしょう。

PhysX対応GeForceドライバで物理演算を体験してみた

GeForce Experience Pack (Power Pack - www.nvidia.co.jp)

GPU上で物理演算を実行可能にするPhysX対応GeForce Driver 177.83が、NVIDIAからリリースされました。それに伴って、PhysXを体験出来るアプリケーション一式が、Power Packとしてキャンペーンサイトで公開されています。そこで、我がPCのGeForce8800GT 512MBで実際に動かしてみました。ちなみに、PhysX対応GPUはGeForce8800以降から。それ以前のものでは機能しません。

  • Fluids(流体):技術デモ
    鉄砲水のごとく勢いよく水が流れ出します。ソフトウェアエミュレーションだとコマ送りになるほど重い処理が内部で行われています。ソフトウェアエミュレーションとハードウェア支援によるCPU使用率、GPU温度の差は、後者のほうが+14%、+12℃でした。CPU使用率が上昇した要因は、GPGPU支援により計算負荷が軽減され、描画回数が増えたからでしょう。何にせよ温度上昇が顕著ですので、PCケースのエアフローに気をつけましょう。
    Fluids技術デモ
  • SNEAK PEAK(スニーク・ピーク):NURIENデモ
    不気味の谷の住人がファッションショーをする中国製デモ。フリルがひらひら靡くと60フレームだったFPSが30フレームまで落ち込みました。GeForce9600GT以上推奨と明記されているので仕方ありません。
    NURIENデモ
  • SNEAK PEAK(スニーク・ピーク):METAL KNIGHT ZEROデモ
    途中で強制終了してしまうので全て検証出来ませんでした。およそ、40から60FPSの範囲で描画されていました。
    METAL KNIGHT ZEROデモ

他にもデモはありますが、FPSがどれくらいか把握できませんので割愛します。

まだ、GPGPUは統一規格がないため、今回のPhysXハードウェアアクセラレーションをRADEONで実行することは出来ません。GeForceだけの機能です。ですが、近いうちにGPGPU統一APIが策定されると信じています。これが実現すればフレキシブルに演算の負荷を分散できるのではないでしょうか。例えば、CPUに負荷がかかったときはGPUで演算、逆にGPUが悲鳴を上げているときはCPUで演算、というように。この流れで行けば、もっと先の未来では、ハードウェア的にCPUとGPUの区別が無くなるかもしれません。

GIGABYTE提供のLANドライバにウィルス感染疑惑

GIGABYTEが提供しているLANドライバにマルウェアが潜んでいるかもしれません。詳細は以下の通り。

GIGABYTEでは、BIOSの他にマザーボード関連ドライバもダウンロード出来るようになっています。その中のひとつ、蟹のマークでお馴染みのRealtek製LANチップ用ドライバが怪しいです。ファイルはは"motherboard_driver_lan_realtek_8111_vista.exe"。解凍後、BitDefenderで検査してみたところ、"Setup.exe"が"DeepScan:Generic.Malware.P!Pk.F2DDCE78"と判定されたのです。VirSCAN.orgでも36製品中7製品がマルウェアと判断しています。

motherboard_driver_lan_realtek_8111_vista.exeの検査結果 (VirSCAN.org)

もちろん、これらの結果は100%信用出来るものではなく、誤検出の可能性もあります。しかし、誤検出にしては怪しい点が1つあります。なんと、この配布パッケージにはSetup.exeが2つもあるのです。1つはSetup1.exe。InstallShield社の製品です。もう1つは疑惑のSetup.exe。署名は"GIGABYTE UNITED INC."。詳細には"SetupMotoModem MFC Application"という名称。何か胡散臭いです。

Setup.exeの署名はGIGABYTE UNITED INC.Setup.exeの詳細はSetupMotoModem MFC Application

そこで、このLANドライバを、チップ製造元のRealtekからダウンロードしてみました。GIGABYTE提供のドライバよりバージョンが上ですが、INSTALL_VISTA_6208_0808.zipというのが同じものです。解凍して比べてみると、こちらのSetup.exeはInstallShield社のものだけ。GIGABYTE提供のドライバは明らかに自社でSetup.exeを改変していることになります。

Realtek公式ドライバのファイル構成GIGABYTE配布ドライバのファイル構成

何にせよ、マルウェアの疑いがかかっている以上、このSetup.exeを実行するのは躊躇われます。今後はチップ提供元のRealtekからドライバをダウンロードしてくるのが最善かと思われます。

NiVEに3Dモデル表示プラグインが登場!PluginAx.Irrlicht

動画加工ソフトNico Visual Effects(NiVE)に、3Dモデル表示プラグインPluginAx.Irrlichtが登場しました。

NiVEでのPluginAx.Irrlicht使用例 (ニコニコ動画より抜粋)

製作はAviutilのプラグインも公開されているgekkaoさん。2008年8月8日現在、PluginAx.Irrlicht ver.1.0.1.0 (α)をダウンロードすることが出来ます。

NiVE用Irrlichtエフェクト (Gekkao)

ニコニコ動画の紹介映像を見る限りでは、内部動作に直結する設定項目が豊富に用意されているようです。そのため、プラグインの根幹を成す3DエンジンIrrlichtの動作を少しでも理解していないと、扱うのは難しいかもしれません。言い換えると、Irrlichtを触ったことのあるプログラマーなら、Blenderのような3D専用ソフトよりも、このプラグインのほうが使いやすいのではないでしょうか。

この夏、NiVEユーザはIrrlichtでゲームを、IrrlichtユーザはNiVEで動画を製作をされてみては如何ですか?

64bit版WindowsでHuffyuvを使うための修正箇所

動画の編集に使うソース映像は、何度も修正をするため、劣化の無いロスレス圧縮コーデックが必要になります。その中でもHuffyuvは速度、圧縮率ともにバランスがよく、作者が消えた今でも、まだまだ現役です。そこで、Windows VistaやWindows 7の64bit環境にもインストール出来るように、huffyuv.infを修正しましょう。当記事はWindows Vista x64、Huffyuv v2.1.1を基準にしています。

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