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American McGee's Grimmは毎週24時間限定無料配信

American McGee's Grimm

GameTap presents American McGee's Grimm (公式)

不思議の国のアリスをモチーフに陰鬱な世界を作り上げた傑作ゲーム、アリス・イン・ナイトメア。その作者、American McGeeの新作が2008年7月31日からウェブ配信されます。

今回のモチーフはグリム童話。プレイヤーは物語の中に不幸をばら撒くのが目的らしいです。そのため、ひたすら走り回るのだとか。何を言っているのかわからないでしょうが、私も何を言っているのかわかりません。ともかく、アリスに負けず劣らず、こちらもネジが吹き飛んだ世界観が期待できそうですね。

今回はパッケージ販売はせず、オンライン配信という新しい試みをしています。週1回、新しいエピソードが追加されていく1話完結方式。1話ごとに課金されていきます。そして、嬉しい事に初日24時間のみ無料でプレイできます。存分に遊んで納得してから購入しましょう。配信日を見逃さないように!

2017年現在、ポーランドのゲームダウンロード販売サイトGOGにて、9.99ドルで購入可能です。勿論、日本からも可。言語は英語のみですが、全てのエピソードが纏まっています。

American McGee's Grimm(GOG.com)

WindowsのIMEで漢字変換候補が無い時の改善方法

Windows VistaやWindows 7を使い続けていると、それまでIMEの変換候補に存在していた漢字が、いつの間にか表示されなくなっていることがあります。徐々に候補の数が減っていくので、長期間、気づかない事も多々。これは学習機能が悪さしているのが原因です。そこで、この現象が起きた時の対処方法を紹介します。

「もの」の変換候補から「者」が消えたVISTAのIME

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3D統合環境TrueSpace7.6がフリーソフトとしてリリース

2008年7月23日、フリーソフトとして最新版TrueSpace7.6がリリースされました。アカウントを登録するだけで、プログラム、マニュアル、豊富なトレーニングビデオを自由にダウンロードして使用することが出来ます。

TrueSpace7.6で作成されたCG

TrueSpaceはCaligari社の3D統合環境でVersion7.5は595ドルでした。2006年4月には日本の代理店が取り扱い停止をしてしまいましたが、価格の割りに高機能なことから海外で根強い人気があります。2007年には旧版を期間限定で無償配布しています。今回はその最新版を提供するという大胆な行動に出ました。

TrueSpace7.6 (Caligari社)

Captain's Blog (Caligari社CEOのブログ)

では、登録からダウンロードまでの流れを見てみましょう。

trueSpace Download / Registration (Caligari社)

Caligari社のアカウントがある人は、ログインすれば即ダウンロード出来ます。未登録であれば右のSign Up Nowボタンを押し登録手続きを進めてください。

Caligari社ログインフォーム

フリーソフトですが、無料なだけで製品には変わりありません。必要事項は全て登録してください。個人情報の流出が気になる人は諦めたほうがいいかもしれません。赤いアスタリスクが必須項目です。上から順に、アカウント名、パスワード、パスワード再入力、公開用ニックネーム、名前、苗字、市町村名を除いた住所、市町村名、県名、郵便番号、国名、E-mailアドレス、電話番号です。全て入力したら一番下のContinueボタンを押しましょう。

Caligari社アカウント登録フォーム

以上で登録手続きは完了しました。表示されたページから、TrueSpace7.6、マニュアル、チュートリアルビデオをダウンロードしてください。

TrueSpace7.6ダウンロードページ

さて、今回のフリーソフト化、もとい無償配布は販売戦略によるものです。というのも、Caligari社は2008年2月にMicrosoftに買収され、Virtual Earthと連携するアプリケーションになりました。これは商売敵のGoogle EarthとSketchupに対抗するためです。Virtual Earth, An Evangelist's Blogでも、その意気込みが感じられます。今後、有償のプラグインや、トレーニングチュートリアルも販売される予定なので、本体のみで物足りなくなったら購入を考えてもいいかもしれません。何にせよ、高機能な3Dソフトを制限なく使えるのは有難いですね。

今や、普及価格帯のPCでさえ3D表示機能が標準で備わっている時代。ホビー用に低価格3Dソフトを販売する会社が増えてきました。それらは、機能やインターフェースも一昔前より遥かに洗練されています。そのため、セミプロ御用達であったTrueSpaceのような、4万~9万円台のソフトが淘汰されるのは必然かもしれません。3Dソフトが生き残る道は、提携も含めた低価格路線か、作業効率を求めるプロ向けの高価格製品、この2極だけになりつつあるようです。

Prince of Persia: Next Genは2008年11月発売予定

アサシン クリードを開発したUbi Softが、2008年11月頃にPrince of Persia: Next Genを発売するそうです。PS3、Xbox360、PCでのリリースが決定してます。トレイラーとプレイデモが公開されていますので見てみましょう。

Prince of Persia: Next Gen (Ubi Soft)

今度の王子は忍者のごとく飛び回ります。ジャンプアクションが気持ちよさそうですね。一緒にいる女性ElikaはサポートキャラでAIで動いているそうな。プレイデモだけ見ると、ジャンプと連携アクションだけが売りの全てな気がします。発売日までにどれだけバランス調整出来るかが面白さの鍵になると思います。期待しましょう。

ちなみに、DSでも別ストーリーをリリースすることになっているようです。

3DエンジンUNiGiNEでベンチマーク

UNiGiNE ベンチマーク

UNiGiNEというロシア製3Dゲームエンジンが存在します。元メガデモグループが作り上げた製品で、これからのPCゲームに必要な機能を多く搭載しているようです。

  • トリプルAPI (DirectX 9 / DirectX 10.1 / OpenGL) レンダー
  • クロスプラットフォーム: MS Windows (Vista含む) / Linux
  • マルチコアCPUサポート
  • 32bit、64bitシステムを完全サポート
  • ビッグエンディアンサポート (ゲーム機対応のために)
  • 強力なC++ API
  • 総合パフォーマンスプロファイリングシステム
  • 柔軟なXMLベースのデータ構造体

この他にも、物理衝突やスクリプトをサポートし、日本のようなアジア圏で必須の2バイト文字入力機能(IME)も完備。これ一式でゲームが作成できるように豊富なツールも付属しています。ただし、欠点と思われる事がひとつあります。5世代前の古いGPUでは、起動すら出来ない可能性があるのです。必然的に動作可能ユーザ数は少なくなります。GPU機能を必要としないライトな3Dゲームを作りたい場合には不向きかもしれません。

サイトにはベンチマークデモがあり、実際に実行させて速度や使用感を体験できます。ゲームエンジン本体は5MBのDLLが1つだけ。リソースは1つにパッケージされフォルダ構造がすっきりしています。このデモではポストプロセスの体験も可能で、リアルタイムにペン画やステレオグラム表示に切り替えられました。動作も安定していて素晴らしい映像です。

UNiGiNE ポストプロセス デフォルトUNiGiNE ポストプロセス Sobel filterUNiGiNE ポストプロセス Stereo filter

以上、3DゲームエンジンUNiGiNEを紹介しました。気になるライセンス料は1プロダクト辺り最低5万ドル(520万円)です。残念ながら、ホビーユースには縁のない話ですね…。

2009年10月24日追加:Windows 7のDirectX 11対応ベンチマークデモが登場しました。UNiGiNEがDirectX11対応ベンチマークを公開