Dropping Support for Irrlicht.Net(Irrlicht3d.org Blog)
Irrlicht.NETは、C#やVisualBasic等の.NET言語でIrrlichtを利用可能にする、Managed C++で書かれたラッパーです。私は数年前に興味と好奇心から、この実装を始めました。成果物も存在し、幾つかのゲームは既にこれで書かれています。しかし、オリジナルのIrrlichtエンジンよりも大幅に機能が少なく、残念ながら私のサポートもおざなりでした。したがって、この不遇な状況を終わらせるときが来ました:
私は完全にIrrlicht.NETのサポートを放棄します。
しかし、これは実際には朗報です:外部プロジェクトのIrrlicht.NET CPが代替手段となり、Irrlicht.NETが目指した事をより良い形で実装しています。もし、Irrlichtを.NETで使いたいなら、これを試してみてください。また、Irrlicht.NET CPはMono(MonoはManaged C++やMixed mode assemblyをサポートしていないので、Irrlicht.NETには必ずしも必要ではない)ベースで利用可能です。拡張シーンノードのような素晴らしい機能が使え、全GUIオブジェクトにも同様にアクセス出来ます。私は1週間前にIrrlicht.NET CPを試し、非常に気に入りました。Irrlicht.NET CPは、Irrlicht1.3.1もサポートしています。私達は、今後のSDKに、Irrlicht.NETの代わりに、これを可能ならバンドル出来れば、と望んでいます。
翻訳 - 屋森英樹
Irrlicht.NET CPは.NET互換のプロジェクトMonoをベースにしたことにより、クロスプラットフォームを実現しています。CPはCross Platformの略です。Irrlichtチームは.NETのサポートを打ち切り、今後は外部プロジェクトのこちらへ後任を譲る形になりました。
開発リソースをアウトソーシングすることで、結果的にプロジェクトの勢いを保て、Irrlichtコミュニティが更に活気付くのではないでしょうか。