兼ねてよりデモ動画のみ公開されていた、Windows用3DデスクトップユーティリティBumpTop。その1.02 build 2859が2009年04月17日にリリースされました。
動作環境は次のとおり。
- 最新のサービスパックを適用したWindows XP、Windows Vista、Windows 7 (全て32bit/64bit対応)
- Pentium 4/Celeron 1.8GHz、またはAthlon XP/Sempron 2200+、その他、互換性のあるデスクトップ/モバイルPC
- 最低1GB以上のシステムメモリ
- 15MB以上のハードディスク容量
- Intel 915統合グラフィック、またはNvidia GeForce 6200かATI X300以上の最新ドライバを当てたグラフィックボード
- OpenGL 2.0をサポートしたドライバ必須 (bumptop.com/driversからも入手可能)
- アクティベーションのためインターネット接続が必要(有料版の場合のみ)
有料版とフリー版の2種類があり、有料のBumpTop Proは29ドルで全ての機能が使えます。フリー版は付箋紙が2枚まで貼れない等、一部制限が設けられており、製品の評価用といった位置付けです。
今回はフリー版で、どの程度の実力があるのか、確かめてみる事にしました。
起動すると先に挙げたスクリーンショットのように、四方を壁に囲まれた箱庭的なデスクトップが3Dで表現されます。机上に散乱しているアイコンは、そのまま、デスクトップに置いてあるファイルと対になっています。位置関係もBumpTop起動前と起動後で、同期が保たれます。
CPU使用率は、一定感覚で画像を変更するギャラリー機能をオンにした状態、若しくはファイルのドラッグ操作で1%~8%。ギャラリー機能オフ、アイドル状態では0%~3%。Core2Duo 3GHz、Vista x64、GeForce8800GTでの測定結果です。
ファイル名は初期状態では、以下のように文字化けしてしまいます。いわゆる、豆腐現象(未対応文字が四角くなることから)。これを回避するためには、フォントを変更する必要があります。
デフォルトフォントはArial。欧文用の書体しか用意されていません。そこで[BumpTop Settings]の[Themes]を開き、Font Overridesを日本語フォントに変えて下さい。このとき、表示名が全角になっているフォント(MS ゴシック等)は、設定しても上手く適用されません。半角のものを選んで下さい。私はOsakaフォントを選んでみました。日本語フォントさえ適用出来れば、豆腐問題は解決です。
BumpTopは、散らかりがちなデスクトップを視覚的に見やすく演出し、操作も直感的です。Windows 7ならタッチパネルを使ってiPhoneのように扱えるでしょう。これからのユーザインターフェースとして候補に入れてみては如何でしょうか。
2010年4月30日追記:Google社に買収されました。有料版と無料版共に公開はまもなく終了します。今後、Googleがどのように活用するかは不明。