VR用歩行&モーションキャプチャーデバイスのWalkOVR社が、GYMOVRと言うサイトを構築しているのを発見した。Wii Fitでもお馴染み、今流行りのフィットネス管理サービスだと思われる。2020年3月16日現在、まだ誰も話題にしていない。そのため、詳細は後日この記事に追記する。まずはサイトから判別できる情報のみ提供したい。
WalkOVRについて知りたい方は先に以下のエントリーを参照されたい。
まず、最初に述べておきたい。このGYMOVRのサイトが発見されたのは、Google検索からである。WalkOVR社自身、まだ公式発表もしておらず、去年やりとりしたサポートメールでも一切言及が無かった。Googleの巡回に引っかかったのは2020年3月4日のようだ。
ドメイン自体は2018年に既に取得しており、ファンディング成功の2ヶ月後2019年8月に今のホスティング先を設定したようである。つまり、WalkOVRのファンディング以前から計画していたことなのだろう。
確かに歩行デバイスであるWalkOVRとフィットネスは相性が良い。デバイスだけ売っていては何れ資金難になることは明白だ。サービス提供により永続的な資金源を確保するのは理にかなっている。
さて、どのようなサービスなのか詳細を探ろう。見出しはこうだ。
運動をエンタメに
GYMOVRサイト、最上段の文章より
フィットネス機器をVRアミューズメント施設に変えよう。
放置されてるエアロバイク、クロストレーナー、ルームランナーを蘇らせよう。
健康維持のために!
ここから察するに画像は施設向けに見えるものの、個人ユーザーを対象にしたサービスのようだ。
その下、3つのフィットネス機器が並んでいる部分の文言はこうだ。左から。
ゲームとトレーニング
中段左、エアロバイクアイコンの下
自分のペースで運動できると同時に楽しめる。
このサービスを使えば、驚きのVRゲームたちを駆使し、エクササイズしてることすら忘れてしまう。
単一デバイス複数オプション
中段中央、クロストレーナーアイコンの下
多用なフィットネス機器のために多くのオプションを用意。
ゲームプレイは、あなたを励まし運動目標達成に貢献する。
元来、モチベーション維持は決して楽ではなかった。
己を記録せよ
中段右、ルームランナーの下
トレーニング効果を計測可能。
最適な運動メニューを見つけよう。
友達と競い合い、消費カロリーを記録しよう。
これら全てを単一画面で行えるのだ。
この3つを統合するに、フィットネス機器とVRゲームで運動した結果を、何かしらのデバイスとアプリケーションサービスで計測するのだろう。正にWii FitのVR版である。使われるデバイスは当然WalkOVRだと思うが、はたして足踏み検知だけで足りるのだろうか?脈拍は?モーションキャプチャーで体勢検知は?どんなVRゲームを使うのか?等々、疑問は尽きない。
一番最後にWalkOVRを"史上初のVR用歩行デバイス"と言及している。疑問に思うかもしれないが、足踏み小型タイプでは世界初の出資者募集だったため、正しいことは正しい。
また、"GYMOVRはWalkOVRと同チームが開発"とも言っている。2020年に入ってから3ヵ月も音沙汰がなく、WalkOVRにモーションキャプチャーが実装されてない現状、GYMOVRに人員が割かれていたかと思うと、少し複雑な気分ではある。スクリーンショットのOVRPortal画面にゲームライブラリが実装されているようなので、開発が進んでいることに変わりはないのだが。
とにもかくにも、本当にWalkOVR社が携わっているのか、どのようなサービスになるか、わからないことだらけだ。後程、直に問い合わせてみたい。
2020年8月11日追記:どうやらトルコでは告知済みのサービスのようだ。
WalkOVR ve GYMOVR ürünleri ile tanınan Rigel Teknoloji, İTK Ventures’tan yatırım aldı (Googleによる日本語翻訳はこちら)
国や投資家からの出資を得て、開発を続けるとのこと。中でも興味深いのはFortniteでお馴染みEpic Gamesからの出資だろうか。
気になるようなら、メールアドレスを登録しておくのも良いだろう。