WalkOVR

カワイイムーブが捗るWalkOVRについてのまとめ

VR用足踏み移動デバイスWalkOVRについて、判明している情報をここにまとめる。随時更新予定。

WalkOVRは腰、太もも、足首、計5つの加速度センサーにより動きを検出、VR世界での移動を可能とするデバイスである。モーションキャプチャー機能の実装も明言しており、2019年末から2020年初頭にかけて更新予定である。2019年11月現在、予約販売をIndieGoGo、Campfire、公式サイトからのみ特別価格で行っている。日本国内代理店は存在せず、トラブル防止の観点から直販主義を貫いている。定価は送料税込35000円。初回発送時期は11月予定。

(少し残念な)日本語字幕付紹介動画

スペック(簡易版BasicとLITEは除外)

パッケージ内容腰センサー x 1個 / 足センサー x 4個 / 腰バンド x 1本 / 足バンド x 4本 / 腰-足接続用microUSBケーブル x 4本 / microUSB-USB-A充電ケーブル x 1本 / 専用ソフトウェア / 製品合計重量220g
センサーモジュール重さ:不明 / 寸法:腰82mm x 44mm x 18mm、足59mm x 35mm x 16mm / 素材:ABS樹脂、LEDライト / 6軸センサー(6DoF) / 反応速度15ミリ秒未満 / 腰に充電&拡張microUSB端子 x 2
通信方式腰センサー:Bluetooth 4.2 (BLE) 対応プロトコル GAP、GATT、L2CAP、SMP / 足センサー microUSB 2.0 / 推奨通信範囲:最大3.3m / 技適取得予定 / PCにBluetooth機能がない場合、別途汎用レシーバー必須
バッテリー種類: リチウムイオンバッテリー / 容量:不明 / 持続時間:4時間以上使用可能 / モバイルバッテリー接続可能
対応HMDOculus Rift (S) / HTC Vive (Pro, Cosmos) / Valve Index / Windows MR / Pimax他SteamVR対応製品 / Oculus Go / GearVR / Oculus Quest (ALVRストリーミング)、PS VR対応予定
ソフトウェアSteamVR互換 / API公開予定 / Unity、UE対応SDK / キーボードモード、ゲームパッドモード
価格KickStarter特別価格199ドル / 定価249ドル / IndieGoGo特別価格(送料別) 21,630円(199ドル) / 定価27,065円(249ドル) (為替変動あり) / Campfire価格(送料込) 25,000円 / 定価35,000円

特徴

最大の特徴は、何と言っても5点センサーによるトラッキングであろう。加速度センサーを利用しているが、単純な移動検知ではなくモーションキャプチャー技術による歩行だと主張している。歩行だけであれば最高3点のセンサーで十分足りるわけで、この主張には少なからず説得力がある。出自もモーションキャプチャースーツだ。

接続方法は独特で、ベースとなる腰センサーから、太もも、足首までの足センサーをUSBケーブルで有線接続する。腰センサーはBluetooth通信でPCと無線接続される。何とも中途半端なワイアレス接続である。

WalkOVR接続方法

しかし、これには訳がある。無線部を腰センサー1つに集中させることで、PCとの通信の安定化を図っているのである。バッテリーも腰にしか搭載されていない。センサーの数だけ充電せずに済むのだ。足センサーのコスト削減にもつながる。この仕様のため、一部有線接続となっている。これをメリットと見るか、デメリットと見るかは人それぞれだが、面白くも堅実な試みではないだろうか。

持続時間は4時間と少々短いように感じられる。だが、モバイルバッテリーを接続したままのプレイも可能だ。腰に1つぶら下げれば良い。先のバッテリー一元化の恩恵が見事に表れている。

また、立位だけでなく、椅子に着席したままでも遊べる。

しゃがむのに苦労しそうだが、こうして事前に一例を示してくれるのはありがたい。

ちなみに前進だけでなく、横移動や後退も出来る。上半身を反らしながら足踏みするようだ。

対応機種

SteamVR (PC必須)HTC Vive / Qculus Rift (S) / Windows MR / Valve Index / PIMAX その他
キーボードモードOculus Quest (ALVR経由でPCストリーミング予定だが、ドライバの技術的問題未解決) / PS VR (CronusMax経由)
ゲームパッドモードOculus Go / Gear VR

キーボードモード、ゲームパッドモードは移動だけのサポートである。SteamVR対応機器ではモーションキャプチャー機能の実装を予定している。Oculus Questは少々特殊で、PCが無い完全スタンドアローン状態ではWalkOVRを使えない。SteamVR対応ゲームをALVR経由でストリーミングする形だ。WalkOVR自体はPCと接続する。しかし、ALVRも技術的な問題が残っているため、Oculus linkによる公式ストリーミング技術の登場が待たれる。

クラウドファンディングから今までの流れ

2019年5月13日

WalkOVRクラウドファンディング開始

米スタートアップ企業WalKOVR社が、小型VR歩行デバイスの出資をKickStarterで募る。発表当時、世界最小最安。ストレッチゴール2(250,000ドル以上)にモーキャプ機能が記載されていた。4時間で最低目標額25,000ドル達成

国内向けプレスリリースと共に爆発的に認知される

VRパラダイスを筆頭にGame*SparkMoguraVRCNET Japanが記事を公開。VRイノベーターが拡散し大勢の知るところとなる。

2019年5月14-31日
2019年6月4日

WalkOVR体験レポが登場

5月29-31日に開催されたAWE USA 2019に出展されていた本機器をMoguraVRが独自体験。動画と共に記事にまとめる

モーキャプ機能解禁宣言

ストレッチゴール250,000ドルの半分しか満たしていないにもかかわらず、突如、モーションキャプチャーの実装を約束する。更に5点トラッキングがいかに優れているかを再度力説。同10日、遅れて出資を募りだした、より安価なKAT locoに対抗するためと思われる。

2019年6月10日
2019年6月12日

KickStarterでのファンド成功

676人の出資者から131,017ドルの資金を調達する。出資価格は送料別119~199ドルだった。定価249ドル表記あり。国別出資者は米国245人、日本132人、イギリス29人。19.5%が日本人と言う驚きの結果。ほぼVRChat民かカワイイ・ムーバーである。

公式サイトで予約開始

KickStarter終了につき、公式サイトで予約直販開始。特別価格199ドル。日本への送料は20ドルだった。

2019年6月13日
2019年7月15日

出資者アンケート開始

出資者へテスト品を即時量産して送るか、製品版設計完了まで待つかアンケートを募る。結果、製品版筐体の設計完了を待つことに。出荷時期が9月から10月以降へ延びる。また、機能限定版を出して欲しいか訪ねていた。

サイトリニューアル、製品版写真公開

サイトを刷新し、製品版の写真を公開する。公式ストアでユーモア溢れるマグカップやTシャツを売り出す。

2019年9月10日
2019年9月10日

IndieGoGoでファンド開始

既にファンド成功しているため、こちらはAll-in方式で募集開始。ファンド失敗は起こらない。実質、予約直販扱い。これと前後して公式サイトでの直販を停止。2020年3月末まで募集継続されると思われる。

WalkOVR簡易版の予約開始

IndieGoGoでのファンディングに、歩行機能のみに絞ったWalkOVR簡易版を公開、予約を募る。1デバイスだけのWalOVR Basicと、2デバイスのWalkOVR LITEである。通常の5センサー版は今まで通り"WalkOVR"として予約を受け付けている。ややこしい。

2019年9月10日
2019年9月23日

Campfireで国内ファンド開始

Campfire協力の元、日本国内向けにクラウドファンディング開始。内容はIndieGoGoと同じ。こちらは消費税、送料込み。しかし、なぜかAll-or-Nothing方式で募集してしまう。目標金額を達成できなければ予約取り消しである。

パッケージ写真公開

外箱の写真を公開する。センサー取り付け用ストラップは別途製造中とのことだった。

2019年10月7日
2019年10月10日

日本語での更新情報を提供

Campfireと日本人向けに、日本語で外箱の写真を公開する。だが、Google翻訳そのままに近く、謎の日本語となってしまう。カワイイ。

Campfireでの募集終了

キャンペーン失敗。目標額80万円に届かず。11人出資。全額払い戻し。IndieGoGoで再予約して欲しい旨、告知される。

2019年10月29日
2019年11月7日

キックスターター及びIndieGoGo出資者への出荷予定日を告知

11月第3-4週を予定。全て追跡番号付き特急便で発送。基板実装と組立て、箱詰めはこれから行うと案内された。

製品発送予定

問題が起きなければ、出資順に1週間以内で到着すると思われる。発送前に住所確認メール、発送後に追跡番号が届く。配達業者はDHLその他混在。

2019年11月第3週

モーションキャプチャー機能

元々、モーションキャプチャースーツだったものを簡略化したのが、このWalkOVRである。FAQに以下のような回答がある。

WalkOVR is a wearable motion system that using motion capture algorithms and lets you move in Virtual reality based games and applications.

What is WalkOVR?

そして、当初からストレッチゴールの2番目に、VRChatを想定したSteamVR互換モーションキャプチャーの実装を宣言していた。なので、相当な自身があるのだと思う。ライバルが現れた途端に解禁したのは少々大人げないが、ストレッチゴール2に到達せずとも後々追加する予定だったとのこと。つまり、"どうせ実装するなら今宣言して、残りの出資期間で沢山資金を集めよう"と言うわけだ。

実装時期は2019年末から2020年初頭とされている。KickStarter分の出荷が当初の予定9月より2ヵ月遅れるため、もっと後回しにされるかもしれない。

キャプチャー性能に関しては、標準セットでも腰、太もも、足首の充実5点センサーとなるため、特に膝の精度は高いと思われる。勿論、実際に公開されるまではわからない。わからないが、カワイイ・ムーブには冒険も必要だ。2セットで全身10点トラックも対応予定。

ガチコイ トゥエルちゃん

なお、SteamVRを通して実現させるため、先にも説明したが、キーボードモードのみのOculus Go、Oculus Quest、PS VRではモーションキャプチャー機能が使えない。特にOculus Questは内部非公開のクローズボックス状態で、完全スタンドアローンでは外部機器が使えないのだ。つまり、Oculusが技術を公開しない限り、ネイティブアプリによる実装は難しいようだ。これにはQuestユーザーはガッカリかもしれない。しかし、Oculus linkが登場した暁には、SteamVR対応機器としてQuestでカワイイ・ムーブが出来るかもしれない。結局、モーキャプにはPCが必須となる。

購入方法

WalkOVR公式サイトIndieGoGoで募集中につき直販停止中。停止前は特別価格199ドル+送料20ドルで予約出来た。
IndieGoGo全て英語。将来モーキャプが解禁されるのは、21,630円の無印WalkOVR。6,413円のBasicと8,587円のLITEは足踏み移動のみなので注意されたし。また、為替変動で毎日価格が小刻みに変わる。近い価格のものを探し出して欲しい。無印版は出資者が一番多いので判断できると思う。
CampfireCampfireの協力により完璧な日本語での提供。25,000円の無印がモーキャプ対応版。12,500円、19,000円は足踏み移動のみの2センサー版LITEである。設定ミスなのか、目標額80万円を達成できずキャンセルになった。

日本向けにCampfireを用意してくれたもののキャンペーン失敗。最低32人が無印WalkOVRを予約しないと成立しなかった。2019年10月29日現在、安全に予約できるのはIndieGoGo一択である。

Campfireに出資した人達へは、IndieGoGoで予約し直して欲しい旨が告知されている。正直、何を言いたいのか一瞬考えてしったが、即座にわかりやすい再告知をしてくれた。Campfireへ出資した金額は請求キャンセル、もしくは返金となるので安心して欲しい。

「IndieGoGoでの注文方法が英語でわからない!」とお困りの方がいたら、私まで連絡して欲しい。需要があれば"IndieGoGoでWalkOVRを購入する方法"をスクリーンショット付で公開しようと思う。

また、IndieGoGoのキャンペーンが終わったら、再度直販に戻るそうだ。手続きに時間がかかるが、Amazonマーケットプレイスでも可能なら販売したいとのこと。代理店予定は無し。

サポート

全て英語でのやりとりとなる。日本語ページを作成していることから、出資者が2番目に多い日本を手厚くサポートしているように感じる。が、WalkOVRはGoogle翻訳そのまんまに近い日本語ページを公開しているので、日本語に堪能なスタッフは少ないと思われる。日本語での意思疎通は難しいだろう。

まとめ

より安価なVR用移動デバイスの登場で当初の勢いが削がれてしまった感はあるものの、モーションキャプチャーシステム由来と言うことで、5点センサーのWalkOVRには期待したい。直販をモットーとしているため、今のところ迷惑な空売り転売業者も存在せず安心である。モーションキャプチャーが目当てなら来年初頭頃まで待つのが正解。歩行もやりたいなら今すぐにIndieGoGoで予約しよう。

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