VOCALOID巡音ルカはメイコの座を奪えるか!?

来る2009年01月30日、クリプトン社のヴォーカルシンセサイザーVOCALOID2の第3弾として、巡音ルカが発売されます。音声データに使われる声は、声優の浅川悠。ハスキーボイスの持ち主で、クールな男勝りの女性を演じる事が多いです。

この巡音ルカ、声の雰囲気からVOCALOID1メイコを代替する存在になりそうな予感がしていました。つまり、新エンジンを積んだ2代目メイコとして、その座を奪うのではないか、と。しかし、公式のサンプルをよくよく聴いてみると、メイコとは全く違う声質でありました。

VOCALOID2 巡音ルカ (クリプトン公式)

VOCALOID1 MEIKO (クリプトン公式)

ルカはハスキーで中性的な声、対してメイコはワントーン高めの伸びやかな声量ある声です。使用者の設定で大きく印象の変わるVOCALOIDでは、初期の印象はあまり当てにならないかもしれません。ですが、今まで購入を躊躇い、ボーイッシュな女性ボーカルを待っていた人には、この差異は大きいです。最新のVOCALOID2エンジンを積み英語音声も収録したルカと、旧世代のVOCALOID1エンジンながらも張りのある声のメイコ、どちらを選べばいいのでしょう?

結論から言うと、面倒くさがりであればルカ、職人気質であればメイコを選ぶのがいいのではないでしょうか。ルカは、今までのクリプトンのノウハウが詰まっており、無調整でもある程度聴ける声で歌うと思われます。ボイスデータの容量も歴代VOCALOIDの中で最大級です。逆にメイコは、先達が数々の演奏技術を確立し、調整次第で素晴らしい歌声を披露してくれます。

どうしても決断出来ないときは、いっそ、両方揃えてボーイッシュユニットを組ませてみるのもありかも?

HotmailをメールソフトでPOP3受信する手順

2009年01月14日、Windows Live team blogにてHotmailがPOP3受信・SMTP送信に対応していたことが発表されました。一般的なメールソフトでの設定値は次のとおり。

A new way to get Hotmail on your phone (Windows Live team blog)

POP server: pop3.live.com (Port 995)
POP SSL required? Yes
User name: Your Windows Live ID, for example yourname@hotmail.com
Password: The password you usually use to sign in to Hotmail or Windows Live
SMTP server: smtp.live.com (Port 25)
Authentication required? Yes (this matches your POP username and password)
TLS/SSL required? Yes

また、この対応により、ThunderbirdでのHotmail送受信にWebmailアドオンが必要がなくなりました。もう、Hotmailサイトのアップデートの度に悩まされていた接続エラーの心配もありません。以下はThunderbirdの既存Hotmailアカウントを修正するときの手順です。

まず、[メニュー]-[ツール]-[アカウント設定...]をクリックし、修正したいhotmailアカウントの[サーバ設定]を開きます。

POP3サーバ設定画面、修正前

[サーバ名]をlocalhostからpop3.live.com、[ポート]を110から995、[保護された接続(SSL, TLS)を使用する]を、使用しないからSSLを使用するに変更。

POP3サーバ設定画面、修正後

次に[送信(SMTP)サーバ]を開き、修正したいhotmailアカウントをダブルクリック。

SMTPサーバ設定画面、修正前

[サーバ名]をlocalhostからsmtp.live.com、[保護された接続を使用する]を、いいえからTLS(利用可能な場合)に変更。

SMTPサーバ設定画面、修正後

以上で修正は終わりです。送受信が正常に行えるか確認して下さい。

最後に注意点をひとつ。このPOP3受信、便利になった反面、制約もあります。何と15分間隔でしか受信チェックが行えないのです。更新間隔を調整しておかないと、次のようなエラーダイアログが表示されます。

15分以内に再受信するとエラー

この制約はWebmailアドオンで回避出来ます。送信はSMTP、受信はアドオンで行ってもいいかもしれません。

Irrlichtコンペの作品勢揃い、初音ミクも参加!?

2008年12月にお伝えしたIrrlichtコンペのエントリー作品が発表されました。

Competition submissions! (Irrlicht Forum)

25日と言う短期間でありながらも10作品の応募がありました。作品は実際にダウンロードして自分の環境で動かしてみることが出来ます。全てソースコード付ですので、どのようにコーディングしているのか、じっくり研究するのもいいかもしれません。作品の動画はYoutubeの再生リストからも纏めて閲覧できます。

中でも目を惹いたのがUK出身のFMX氏の作品「Miku in Motion」。クリプトンのVOCALOID初音ミクを題材に、のどかなサイクリング風景を演出しています。ミクの歌はだいすけPの「初音ミクのうた」です。FMX氏は日本語も分かるようで、IrrlichtMLをアナウンスしているスレッドに何度か顔を出されています。

また、ミクの3DモデルはB@z氏が提供しました。彼はハンガリー出身ですが日本のサブカルチャーに精通しています。日本語を駆使し、2chで3Dモデラーを募集したこともあります。

彼らには、これからもこの路線で創作を続けて欲しいですね。応援しています。

Prince of Persia (2008)の各国語音声を比較してみた

Prince of Persia (2008)を遊び倒して、数日でエンディングを迎えてしまった私は、新たな楽しみとして他の言語でプレイしてみようと思いました。次の映像はPC -  アジア(AU)版に含まれている音声の比較です。英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語がありました。オランダ語は字幕のみなので省略。(ニコニコ動画版はこちら)

英語版は、どちらも実力声優さんだけに演技も上手いです。Prince役はNOLAN NORTH。Wikipedia (en)IMDbによると、主にゲーム系を中心とした声優で、「メタルギアソリッド」や「戦場のヴァルキュリア」の脇役、大きいところではTVアニメ「X-MEN」のサイクロップス役を務めています。Elikaの声はKARI WAHLGREN。スタッフロールにKHARIとクレジットされているのは恐らく誤植。アニメ・ゲーム系の声優にしてElikaに負けないくらいの美貌の持ち主(公式サイト参照)。Wikipedia (en)IMDbによると、「ハルヒの憂鬱」の鶴屋さん&キョンの妹、「らき☆すた」の柊かがみ、「カードキャプター さくら」のさくらも吹き替えています(ニコニコ動画参照1参照2)。個人的には海外でも人気がある「Blood+」の音無小夜、「ウィッチハンターロビン」のロビンを、英語吹き替え&日本語字幕で見てみたいです。

フランス語版も捨てがたいです。滑らかな口調のためかPrinceがイケメンに見えてしまうから困ります。Prince役はSERGE THIRIET。IMDbは情報が少ないですが、どうやらドラマ俳優で、アニメでは「LAST EXILE」の吹き替えに関わったようです。Elika役はMARIE ZIDI。歌にドラマに吹き替えにと幅広く活動している女優です。公式サイトで色んな声が聞けます。突然、歌が流れ出すので注意。

ドイツ語、イタリア語、スペイン語に関しては俳優の名前は不明。ドイツ語はドスの利いた発音の割にはElikaの声が柔らかい印象です。逆にイタリア語のElikaは低い声がしゃがれ気味で恐いです。スペイン語はPrinceもElikaも声のトーンが他言語よりも高く、若干喧しいような気がします。

日本語については残念ながらアジア版には収録されていません。その代わり、KENさんのブログで紹介されていたXbox360日本語版の声を聞いてみました。

Prince役は声優の浪川大輔。「BECK」のコユキ、「ウエルベールの物語」のガラハド等、若者役が多いです。洋画では「ロード・オブ・ザ・リング」のフロド、「スター・ウォーズ」のアナキン担当。英語版よりもかっこよく演じすぎな気もしますが、これはこれで違和感なし。Elika役は成海璃子。16歳の若手女優でドラマ版「ハチミツとクローバー」の花本はぐみを演じました。声の質はElikaにマッチしてます。が、いかんせん、滑舌が悪くて残念なことに。もっとも、今を時めく仲間由紀恵でさえ1997年に「HAUNTEDじゃんくしょん」で初声優に挑戦したときは、こんな感じだったと思います。後数年、声の修行を積んでくれたら大化けするかもしれません。また、日本語吹き替えの台詞部分だけ、英語音声まんまの掛け声よりも、やけに音量が大きいのが気になります。もし、初期設定でこの音量だとしたら、いろいろ品質的に問題ではないでしょうか。

と言う事で、一通り各国語音声を聞き比べてみましたが如何でしたでしょうか?私は初めに英語音声でプレイしたせいか、それを基準にしてしまうようになってしまいました。別の言語で始めていたら、また違った印象を持ったかもしれませんね。

もし、興味がありましたら以下からどうぞ。

家電製品の事故・リコール情報を発信しているサイト一覧

最近の家電製品は輸入物の粗悪品が増えており、火災や破損等、命に係わる事故が多数報告されています。また、耐久性の高い日本製品でも、何年も使われ老朽化しているものもあります。そのため、以前にも増して機器の状態に注意を払わなければなりません。何かあってからでは遅いです。そこで、リコールや事故の情報を発信しているサイトをいくつか紹介します。

1つ目は独立行政法人 製品評価技術基盤機構。略してNITE(ナイト)。このサイトでは食品以外のあらゆる家庭用製品についての告知を行っています。新聞に掲載される社告や行政に報告されたリコール情報が発信されています。

2つ目は独立行政法人 国民生活センター。こちらでは、家電製品以外にも食品や犯罪への注意勧告等、生活に根付いた情報を発信しています。大部分はNITEと情報が被ります。

3つ目は株式会社デジタルハーツが運営するfuguai.com。利用者もリコール情報を登録できるwiki型サイト。カテゴリ別に整理されており、目的の製品情報を検索するのに便利です。情報を提供した利用者には規定のポイントが付与され、各種電子マネーと交換出来ます。一般提供情報は運営が内容を精査しているため、自然と質の高い情報が集まりそうな気がします。

他にもいくつか企業や個人が運営する事故・リコール情報ポータルサイトが存在します。信頼性を吟味しつつ、好みのサイトを探してみてください。