賢いパーティションの分割方法

HDD内のファイルが断片化して、頻繁にデフラグをしていませんか?短期間で断片化が起こるのは、1ドライブにOS、テンポラリ、データを全て混在させているからです。これでは、いくらデフラグしたところで、すぐに散らかってしまうでしょう。

そこで、パーティションを区切ってファイル書き込み範囲を固定してしまいましょう。内訳は次のようにします。

HDD
├ C: (起動OS - 最大容量+α)
├ D: (スワップファイル、テンポラリ - メモリの1.5倍+α)
├ E: (Program Files - お好みで)
└ F: (データファイル - 残り容量、物理的に別ドライブにしても可)

こうすることにより、取り扱いの難しいシステムファイルが散らばるのも防げます。面倒なようでしたら、最低限、起動ドライブとデータドライブだけは分けておきましょう。

この方法、実はLinuxでは当然のように行われていました。なぜパーティションを細かく区切り、ディレクトリ単位に割り当てるのか、今まで理解できませんでした。FAT領域が肥大して効率悪いのではないかとも思ってました。しかし、ファイルが断片化しなければFATの肥大など微々たる物。先人の知恵には頭が下がります。

そんなわけで、大容量HDDの今だからこそ、OSインストール時にはこれを実践してみて下さい。

Vistaの音声認識システムはマフィアの香り

MicroSoftによるWindows Vista音声認識システムデモの失敗談。

「Dear Mom(親愛なるお母さん、句読点)」と読み上げるとコンピューター上には「Dear Aunt(親愛なる叔母さん)」と表示。修正しようと「fix aunt, fix aunt(『叔母さん』の部分を修正、『叔父さん』の部分を修正)」と入力しようとするが、まったく認識せず。いろいろと回復を試みようとした挙句に表示された文章がこれ!

「Dear aunt, let's set so double the killer delete select all(親愛なる叔母さん、殺し屋に2倍払って全てを始末しちゃってください)」

何をどうやればこうなるのでしょう。正確に音声を認識するよりも難しいと思います。

ProFTPを帯域制限する方法

ProFTPのfroftpd.confに帯域制限の設定を入れる実験をしてみました。記述方法は以下の感じ。inetd経由でも機能するようです。

TransferRate RETR 5.0:1024 group !wheel

上記設定では、ダウンロードの速度をwheelグループ(管理者)以外は5kb/secに制限、但し1024byteまでは不問とすることになります。これ以外の設定方法には、Linuxのシステムのほうでポートの帯域を絞ると言うのが考えられるかと思います。

LinuxでのFTPのログローテーション方法

Linuxサーバーに自分で追加設定していたFTPのログが溜まってたのでローテーションかけることにしました。

/etc/logrotate.d/proftpdというファイルが存在するので、そこに以下の記述を追加して下さい。

/var/log/proftpd/*.log {
	missingok
	notifempty
	postrotate
		/usr/bin/kill -HUP `cat /var/run/proftpd.pid 2>/dev/null` 2>/dev/null || true
	endscript
}

原理は、logrotateが配下のディレクトリを調べて、そこにある設定に従いログを循環させているだけです。同ディレクトリにはproftpd以外の設定ファイルもありますので、参考に覗いてみては如何でしょうか。

映画 スーパーサイズ・ミーはアメリカ食生活の病巣を抉る意欲作

ドキュメンタリー映画 スーパーサイズ・ミーを観てきました。題材のインパクトは大きいですが、今一訴求性に欠けるせいか、見に行った時間が悪いためか、私を含めて観客は7人しかおりませんでした。内訳は男4人、女3人。106人も収容出来るホールに、これだけの少人数しかいないとは、興行的には失敗なのかもしれません。

映画の内容は、1ヶ月間1日3食マクドナルドだけで食事をするとどうなるかを検証したもの。スーパーサイズ(特盛)を勧められたら拒まないというルールもありました。2週間目にして体重が10kg増え、3週間目には肝臓が危険な状態になり、ドクターストップ寸前。見ていて痛々しいほどです。とりわけスーパーサイズの量には驚きでした。粗食が基本だった日本人から見たら食欲を無くすレベルです。フライドポテトの容器などは、大人の顔ほどもあるのですから!そんな量を1人で食べきったら、あっと言う間に太るのも頷けます。

この映画、監督自身が体を張った実験として非常に面白い内容となっています。しかし、早口で説明が入るので、字幕が流れるのが非常に早いです。文字ばかりに気を取られて画面に集中出来ない場合が時々ありました。もし存在するのなら、吹き替えで見たほうがいいかもしれません。

ちなみに、映画の帰り際に件のファーストフードの看板が見えましたが、もちろん私は買わずに直帰した次第です。