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Flash 9.0.124でFirefoxの動画停止問題解決(しませんでした)

Flash Player 9.0.124 (Adobe.com)

今日アップデートされたFlash Player 9.0.124とFirefox2.0.0.13の組み合わせで、動画が途中で停止する問題が改善しました。

この現象はFirefoxでタブを沢山開いているときに起こる現象です。Youtubeやニコニコ動画で、音声が無音になったり、映像が途中で停止してしまう不便なものでした。今年の1月頃から確認されており、動画のみIEに切り替えて鑑賞するという回避策しか存在しませんでした。

この3ヶ月間、耐え忍んだFirefoxユーザは早速試してみましょう!

2008.10.15追記:Firefox3.0.3+Flash10.0.12.26で完全に修正されました。詳細は「Flash10登場、動画が停止する不具合解消」をご覧ください。

FirefoxでJava SE 6 Update 5のフリーズを回避する方法

先日、我がWindows Vista x64の環境をJava SE 6 Update 3からJava SE 6 Update 5にアップデートしました。するとFirefoxでJAVA appletが起動したときにフリーズするではないか!そこでサクッと解決策をご紹介します。

[スタート]-[コントロールパネル]からJAVAの設定ダイアログを表示してください。[Java コントロールパネル]-[基本]-[ネットワーク設定]ボタンを押します。プロキシを使用している人は、[プロキシサーバを使用]を選んで直に設定を書き込んでください。

Update 5 Java コントロールパネル 変更前

[ネットワークプロキシ設定]の[ブラウザの設定を使用]を[直接接続]に変更。これでFirefoxでJAVA appletが起動してもフリーズしなくなります。

Update 5 Java コントロールパネル 変更後

ちなみに、Windows Vista x64をお使いの場合は、Update 5にするとコントロールパネルから設定画面にアクセスで出来なくなっています。IEでJAVA appletの存在するページを開き、タスクトレイにJAVAアイコンを表示させてください。このアイコンを右クリックすることにより設定画面に辿り着けます。別の方法としては、エクスプローラから設定ダイアログである"{JAVA_HOME}\bin\javacpl.exe"を直接起動すること。大半の環境では"C:\Program Files(x86)\Java\jre1.6.0_05\bin\javacpl.exe"になっていると思います。これは既知の問題点として報告されているようですが修正される見込みは薄そうです。

After completing Java 32-bit Installation on Vista 64 bit, Java Control Panel will not be there (Sun Developer Network)

最近ではJAVAと言えばEclipseやOpenOffice.orgのようなオフラインアプリケーションにだけ使われている印象が強いです。FLASHが台頭してブラウザでappletが起動することも少なくなりましたね。今回の件に気づくのが遅れたのは無理もありません。

2008年05月29日追記

Java SE 6 Update6以降でフリーズ問題が解決しています。Java.comから最新版をダウンロードして下さい。また、VIsta x64で表示されなかったコントロールパネルも復活しました。[スタート]-[コントロール パネル]-[プログラム]からアクセス可能です。

Firefox 3の速度を体感できるサイトとは?

2008年6月17日(日本時間18日)に開催されたFirefox 3は24時間ダウンロード記録は800万回を超えたようです。Opera9.5の5日間ダウンロード数270万回を軽く引き離しました。

さて、イベントが一段落して、早速使い始める人も多くいるようです。新機能を試してみたり、プラグインの整理をしたり、Firefoxユーザには今が一番楽しい時期ではないでしょうか?

そこで、ひとつ、手っ取り早く新機能を体験できるURLを紹介します。Firefox 3のレンダリングスピードを肌で体感できます。IE7だと表示に60秒程かかるのでご注意ください。

平野綾 2008年2月15日差分(Wikipedia)

APNGとmPNG、混乱招く仕様乱立

先週、firefox nightly buildにAPNG(アニメーションPNG)のパッチが実装されたそうです。そこでAPNGについて調べてみました。

APNGとはMozillaグループが提唱するPNGのアニメーション規格。拡張チャンクによって実現されているそうです。しかし、機能拡張部分を公的なものにしないと、普及も見込めず将来的に問題が起こる可能性があります。MozillaグループはPNGグループに対して、この独自拡張を認めさせたいようです。

ここでPNGグループ側は猛反発します。元々PNGは1枚画像のための仕様。そこに無理にアニメーション拡張を付加するのは美しくない。議論を続けるうちにPNG側コミュニティでは代替案としてmPNG(モンタージュPNG)を出してきました。

mPNGは複数画像をタイル状に並べて1枚絵とする仕様。mPNGビューワで閲覧すると各タイルを一定時間ごとに切り替えて表示し、アニメーションを実現させるそうです。旧PNGビューワでは全フレームがサムネイル状に表示され、一応の後方互換が保証されます。

しかし、MNGがありながら今更アニメーション仕様を増やす意味があるのか?Mozilla側は2003年にMNGは仕様が複雑でライブラリ肥大化に繋がると言い、サポートを打ち切った経緯があります。肥大化を避けたいだけであれば、MNG-LCを採用すれば良かったのではないでしょうか。

私はAPNGもmPNGも反対です。仕様の乱立は避け、もっと議論すべきだと思う。