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リトルビッグプラネットで落ち物パズルを作った人がいた

なんだ、野生のプロか…。

LBPことリトルビッグプラネットは物理衝突をふんだんに活用した人形劇のようなパズルゲーム。これのエディットモードで落ち物パズルを作ってしまった人がおりました。オンラインで「TETRIN.JP」と検索すると、このステージを遊べるそうです。

ゲーム内の道具だけで、まったく別の遊びを作り出してしまう職人技術に感嘆してしまいました。海外サイトで取り上げられていたので、てっきり、MOD文化が盛んな欧米のクリエイター作品かと思っておりました。ところが、蓋を開けてみると日本勢の仕業。全体的に元気のない日本ですが、まだまだ捨てたものではないですね。

あの人は今「☆よしみるの行方」

メタルスレイダー・グローリーという名前をご存知でしょうか?かつて、任天堂のファミリーコンピュータで、至上最高峰とまで言われた幻のアドベンチャーゲームです。そんな幻のゲームを題材にしたCDドラマが今夏発売されましたが、原作者☆よしみる氏は現在どうされているのでしょう?調べてみると、意外なところで活動されていました。

なんと乙佳佐明という別ペンネームで漫画を描いていたのです。

乙佳佐明のホームページ

当初、乙佳佐明のホームページでは、☆よしみる関係の話題は一切しない方針だったようです。しかし、正体を知るファンの要望もあり、2008年7月のブログでCDドラマのアフレコ風景詳細を語っています。昔からのファンの人は、ぜひ、閲覧してみることをお勧めします。

メタルスレイダーを全く知らない人に少し補足。このゲームは、1991年、国民的ゲーム機がファミコンからスーパーファミコンになる過渡期にひっそりと発売されました。ファミコン最大容量の8MBitROMを用いて、美しいグラフィック、重厚なストーリー、印象的な音楽を世に送り出したのです。しかし、販売本数も少なく、実際にプレイ出来た人は幸運です。一時期、ファミコン版は2万円ものプレミア価格がついたこともあります。後にスーファミ版としてリメイクされました。

現在、メタルスレイダーグローリーはWiiバーチャルコンソールで配信されていますので、興味のある人は遊んでみてください。

メタルスレイダーグローリー (Wiiバーチャルコンソール)

2017年追記:twitterや公式ページもされております。

American McGee's Grimmは毎週24時間限定無料配信

American McGee's Grimm

GameTap presents American McGee's Grimm (公式)

不思議の国のアリスをモチーフに陰鬱な世界を作り上げた傑作ゲーム、アリス・イン・ナイトメア。その作者、American McGeeの新作が2008年7月31日からウェブ配信されます。

今回のモチーフはグリム童話。プレイヤーは物語の中に不幸をばら撒くのが目的らしいです。そのため、ひたすら走り回るのだとか。何を言っているのかわからないでしょうが、私も何を言っているのかわかりません。ともかく、アリスに負けず劣らず、こちらもネジが吹き飛んだ世界観が期待できそうですね。

今回はパッケージ販売はせず、オンライン配信という新しい試みをしています。週1回、新しいエピソードが追加されていく1話完結方式。1話ごとに課金されていきます。そして、嬉しい事に初日24時間のみ無料でプレイできます。存分に遊んで納得してから購入しましょう。配信日を見逃さないように!

2017年現在、ポーランドのゲームダウンロード販売サイトGOGにて、9.99ドルで購入可能です。勿論、日本からも可。言語は英語のみですが、全てのエピソードが纏まっています。

American McGee's Grimm(GOG.com)

Prince of Persia: Next Genは2008年11月発売予定

アサシン クリードを開発したUbi Softが、2008年11月頃にPrince of Persia: Next Genを発売するそうです。PS3、Xbox360、PCでのリリースが決定してます。トレイラーとプレイデモが公開されていますので見てみましょう。

Prince of Persia: Next Gen (Ubi Soft)

今度の王子は忍者のごとく飛び回ります。ジャンプアクションが気持ちよさそうですね。一緒にいる女性ElikaはサポートキャラでAIで動いているそうな。プレイデモだけ見ると、ジャンプと連携アクションだけが売りの全てな気がします。発売日までにどれだけバランス調整出来るかが面白さの鍵になると思います。期待しましょう。

ちなみに、DSでも別ストーリーをリリースすることになっているようです。

3DエンジンUNiGiNEでベンチマーク

UNiGiNE ベンチマーク

UNiGiNEというロシア製3Dゲームエンジンが存在します。元メガデモグループが作り上げた製品で、これからのPCゲームに必要な機能を多く搭載しているようです。

  • トリプルAPI (DirectX 9 / DirectX 10.1 / OpenGL) レンダー
  • クロスプラットフォーム: MS Windows (Vista含む) / Linux
  • マルチコアCPUサポート
  • 32bit、64bitシステムを完全サポート
  • ビッグエンディアンサポート (ゲーム機対応のために)
  • 強力なC++ API
  • 総合パフォーマンスプロファイリングシステム
  • 柔軟なXMLベースのデータ構造体

この他にも、物理衝突やスクリプトをサポートし、日本のようなアジア圏で必須の2バイト文字入力機能(IME)も完備。これ一式でゲームが作成できるように豊富なツールも付属しています。ただし、欠点と思われる事がひとつあります。5世代前の古いGPUでは、起動すら出来ない可能性があるのです。必然的に動作可能ユーザ数は少なくなります。GPU機能を必要としないライトな3Dゲームを作りたい場合には不向きかもしれません。

サイトにはベンチマークデモがあり、実際に実行させて速度や使用感を体験できます。ゲームエンジン本体は5MBのDLLが1つだけ。リソースは1つにパッケージされフォルダ構造がすっきりしています。このデモではポストプロセスの体験も可能で、リアルタイムにペン画やステレオグラム表示に切り替えられました。動作も安定していて素晴らしい映像です。

UNiGiNE ポストプロセス デフォルトUNiGiNE ポストプロセス Sobel filterUNiGiNE ポストプロセス Stereo filter

以上、3DゲームエンジンUNiGiNEを紹介しました。気になるライセンス料は1プロダクト辺り最低5万ドル(520万円)です。残念ながら、ホビーユースには縁のない話ですね…。

2009年10月24日追加:Windows 7のDirectX 11対応ベンチマークデモが登場しました。UNiGiNEがDirectX11対応ベンチマークを公開