2007年に日本、アメリカ、ポーランドで上映される予定の個人作成のアニメーション。サイケデリックでダークな映像に8bitサウンドが織り成す不思議な世界です。どんな内容になるか全くわからないけど、ぜひ見に行きたいですねぇ。海外の新海誠的存在か。
公式サイトはこちら。
そう言えば、日本にも8bitサウンドを売りにしてる音楽グループYMCKがいましたね。
2007年に日本、アメリカ、ポーランドで上映される予定の個人作成のアニメーション。サイケデリックでダークな映像に8bitサウンドが織り成す不思議な世界です。どんな内容になるか全くわからないけど、ぜひ見に行きたいですねぇ。海外の新海誠的存在か。
公式サイトはこちら。
そう言えば、日本にも8bitサウンドを売りにしてる音楽グループYMCKがいましたね。
ドキュメンタリー映画 スーパーサイズ・ミーを観てきました。題材のインパクトは大きいですが、今一訴求性に欠けるせいか、見に行った時間が悪いためか、私を含めて観客は7人しかおりませんでした。内訳は男4人、女3人。106人も収容出来るホールに、これだけの少人数しかいないとは、興行的には失敗なのかもしれません。
映画の内容は、1ヶ月間1日3食マクドナルドだけで食事をするとどうなるかを検証したもの。スーパーサイズ(特盛)を勧められたら拒まないというルールもありました。2週間目にして体重が10kg増え、3週間目には肝臓が危険な状態になり、ドクターストップ寸前。見ていて痛々しいほどです。とりわけスーパーサイズの量には驚きでした。粗食が基本だった日本人から見たら食欲を無くすレベルです。フライドポテトの容器などは、大人の顔ほどもあるのですから!そんな量を1人で食べきったら、あっと言う間に太るのも頷けます。
この映画、監督自身が体を張った実験として非常に面白い内容となっています。しかし、早口で説明が入るので、字幕が流れるのが非常に早いです。文字ばかりに気を取られて画面に集中出来ない場合が時々ありました。もし存在するのなら、吹き替えで見たほうがいいかもしれません。
ちなみに、映画の帰り際に件のファーストフードの看板が見えましたが、もちろん私は買わずに直帰した次第です。
ジョニー・デップの影のある病的な表情は、いつ見ても惚れ惚れします。ジェームズの空想に現実世界がクロスする映像効果にも魅了されます。ピーターとの出会いのシーンでの二人の掛け合い、ペットの犬とダンスするところ、この2つが特に私のお気に入りです。
ただし、実際のピーターパンの映画ではないので注意が必要です。これはピーターパンのお話が作られるきっかけを描いた作品であり、ピーターパン自体は映画の小道具。メインは作者のジェームズと小さなピーターとの交流のお話です。ピーターの家族に降りかかった不幸から、ジェームズの作った劇中劇を通して、皆が次第に生きる気力を取り戻す様をご覧下さい。
オペラ座に色彩が蘇る。この冒頭のシーンは息を飲みます。更に終始オペラ調に台詞を歌い、荘厳でテンポのある曲がお話を盛り上げます。原作オペラの雰囲気を大切にしてるのでしょうか。
しかし、歌を盛り込んだことによって、話の流れが緩慢でかなり端折られています。始めからクリスティーヌはファントムにレッスン受けてる状態。要所は押さえてるようですが、昔TVドラマ版で見たような深い心理描写を、せっかくの映画なのだから、もっと取り入れて欲しかったです。とは言うものの、全体的には流れるように見られたので、私としてはお気に入りでした。
ただ、これだけはどうしてもやって欲しくなかった演出があります。それは、ファントムがひた隠しにしていた醜い自分の顔を、長いこと観客に晒けだしていた事。ここはホラー映画のようなグロテスクな直接描写を避け、観客には容姿を想像させるために見せないままでいて欲しかったです。カメラワークでいくらでも演出可能な場面だけに、監督の意図が見えてきません。
更に、もう1つ。これは意図的かもしれないですが英語のイントネーションが変でした。劇調に抑揚をつけて誇張して喋ってるのでしょうか。
とにもかくにも、ファントムの仮面側斜め上から見た顔が渋くて素敵なので、それだけでも見る価値があるかもしれません。
2005年初映画にターミナルを観てきました。祖国をクーデターで失った男が、情勢が安定するまで空港暮らしを余儀なくされる、ありそうでなさそうなお話。
トム・ハンクス演じる主人公は、言葉が通じないまでも逞しく日々を暮らし周囲の人々と打ち解けていく。しっとりと心に染みる内容に加え、コミカルで笑いが絶えない良い映画でした。
言葉の通じない(意思疎通の難しい)旅行者は、現地民から見ると何とも奇妙に映ってしまうようです。本人は生きるために大真面目なのに何か滑稽。明るく、それでいて切ない、不思議な人間模様も見所です。
しかし、この作品の中で唯一浮いた存在がいます。ネタバレを避けるため明言しませんが、主人公といい雰囲気だったひとです。思わせぶりな態度だったのにヒドイヤツです。揺ぎ無い信念を持った主人公と対比させる為に、周りに流される心の弱い人物にしたのでしょうか。見ていて一番ガッカリする部分であるだけに、もう少し何とかして欲しかったです。もっとも、トム・ハンクス出演作品は、何れもお安いハッピーエンドにならない事が分かっていれば、ある程度は予見出来るかもしれません。
ちなみに、この映画、モデルとなった実話もあります。参考までにどうぞ。