「プログラミング」タグアーカイブ

PHP4のサポートは2007年末で終了

「PHP 4」のサポートが2007年末で終了へ(CNET Japan)

PHPの開発チームは、PHP 4のサポートを2007年末で打ち切ることをここに発表する」と、PHPプロジェクトの事務局は、米国時間7月13日にPHPのウェブサイト上に掲載した。ただし、「重大なセキュリティ上の修正については、ケースバイケースで引き続き2008年8月まで対応する」としている。

2000年のリリースから実に7年、遂にPHP4系のサポートが終了を迎えます。サーバ系は最新版よりも技術の枯れた安定している旧版を好む傾向もあり、アップデートの決断は難しいです。移行に伴う手続きで一波乱起きそうですね。互換性チェックはお早めに。

IrrlichtML 1.3.1リリース

Irrlicht 1.3.1に対応したIrrlichtMLを本日公開しました。1ヶ月遅れとなりましたが、もし御入用でしたら活用下さい。

IrrlichtML 1.3.1

本家1.3以上ではフォントとGUIクラスに大幅な変更がなされています。フォントに関してはビットマップフォントにより多言語対応度が増しました。また、GUIクラスは内部に独立したイベントハンドラを保持するようになりました。これらの変更により、スマートな多言語実現方法があるかもしれません。が、公開日から長期間経ってしまったので、今回は見送りました。理想は拡張クラスのみで日本語対応を実現することでしょうか。

※蛇足で過去に公開したIME変換ウィンドウの最適化方法を貼っておきます。

HOW to control the IME Window

C-BaseでIrrlichtプログラミング講習があるらしい

C-Base(Irrlicht3d.org Blog)

ん、C-Baseって何さ?これは今日、巡回している幾つかのブログからリンクされており、私は最終的にリンク先に飛んでみました。これは有料なのでしょうか。しかし、私が本当に注目したのはページのこの部分でした:

07月05日 開催時間 21:30 ~ 22:30 Irrlichtを使ったプログラミング(注:ドイツ語表記)

Irrlichtを使ったプログラミングについての現実世界でのセミナーのようです。誰がこれを開催しているのだろうかと驚いています。私は今日までこの事について知りませんでした。

翻訳 - 屋森英樹

C-Base(独Wikipedia)はドイツで開催されるプログラマーのオタク(Nerds)的祭典だそうです。こういうセミナーが開かれるということはnikoにとっても喜ばしいことでしょう。

しかし、お隣の国なんだし、nikoをゲストに呼んでも良かったのではないでしょうか?最低限、セミナーの存在を主催者自身が教えてあげてもいいと思うんですけどね。

映像で見るC-Baseとは?(ドイツ語)

国際化i18nってなんだ?

最近、i18nと言う単語を目にするようになりました。国際化と言う意味だそうです。

i18n(Wikipedia)

i18nはinternationalizationを省略した記述法。ジャーゴン。あいいちはちえぬ、インターナショナリゼーション、国際化と読む。

internationalizationの意味は国際化。転じてオープンソースのプログラムでは多言語・多国語対応の意味。

例: 今回のバージョンからi18nに対応しました。

i18nの18は、internationalizationの先頭のiと語尾のnの間に"nternationalizatio"の18文字があることに起因する。18ヶ国語に対応しているわけではない。

私は金の純度のK18(18金)と混同していて、何か鉱物に関する事だろうと思っていました。無知って恥かしい。

この略語、W3Cの文章でも見つけることが出来ます。検索で確認したところ、1997年1月制定のHTMLi18n(RFC 2070)で既に扱われていました。つまり、それ程までに一般的な略語だと言う事です。英文で書くときの略語として覚えておくといいでしょう。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//IETF//DTD HTML i18n//EN">

それにしても、i18nってセンスの無い略ですよね。知っている人にしか意味が通じない気がします。また、略語に多い大文字綴りでは無い事も災いして、注視されず読み流されるのでは、と思います。そう言う訳で日本では「国際化」と漢字で書くことを私は推奨します。

Irrlicht、.NETのサポートを放棄

Dropping Support for Irrlicht.Net(Irrlicht3d.org Blog)

Irrlicht.NETは、C#やVisualBasic等の.NET言語でIrrlichtを利用可能にする、Managed C++で書かれたラッパーです。私は数年前に興味と好奇心から、この実装を始めました。成果物も存在し、幾つかのゲームは既にこれで書かれています。しかし、オリジナルのIrrlichtエンジンよりも大幅に機能が少なく、残念ながら私のサポートもおざなりでした。したがって、この不遇な状況を終わらせるときが来ました:

私は完全にIrrlicht.NETのサポートを放棄します。

しかし、これは実際には朗報です:外部プロジェクトのIrrlicht.NET CPが代替手段となり、Irrlicht.NETが目指した事をより良い形で実装しています。もし、Irrlichtを.NETで使いたいなら、これを試してみてください。また、Irrlicht.NET CPはMono(MonoはManaged C++やMixed mode assemblyをサポートしていないので、Irrlicht.NETには必ずしも必要ではない)ベースで利用可能です。拡張シーンノードのような素晴らしい機能が使え、全GUIオブジェクトにも同様にアクセス出来ます。私は1週間前にIrrlicht.NET CPを試し、非常に気に入りました。Irrlicht.NET CPは、Irrlicht1.3.1もサポートしています。私達は、今後のSDKに、Irrlicht.NETの代わりに、これを可能ならバンドル出来れば、と望んでいます。

翻訳 - 屋森英樹

Irrlicht.NET CPは.NET互換のプロジェクトMonoをベースにしたことにより、クロスプラットフォームを実現しています。CPはCross Platformの略です。Irrlichtチームは.NETのサポートを打ち切り、今後は外部プロジェクトのこちらへ後任を譲る形になりました。

開発リソースをアウトソーシングすることで、結果的にプロジェクトの勢いを保て、Irrlichtコミュニティが更に活気付くのではないでしょうか。