DirectX SDK Jun 2010がVisual Studio 2010に対応

DirectX SDK Feb 2010から4ヶ月、早くもDirectX SDK Jun 2010が2010年6月7日に公開されました。このバージョンからVisual Studio 2010に正式対応しています。その代わり、Visual Studio 2005のサポートは終了してしまったので注意が必要です。

ダウンロードは以下のURLから。

DirectX Software Development Kit (Jun 2010) (Microsoft.com)

ランタイムだけが必要であればこちらを選択して下さい。

DirectX End-User Runtimes (June 2010) (Microsoft.com)

先にも述べた通り、Visual Studio 2005のサポートが打ち切られ、今年初めにリリースされたばかりのVisual Studio 2010に正式対応しました。

しかし、Visual Studio 2010にDirectX SDK Jun 2010をインストールしても、今までのように自動的にSDKのインクルードパスを登録してはくれません。これは、Visual Studio 2010のディレクトリ設定方法が大幅に変わってしまったからです。全てのプロジェクトで使えるようにグローバル設定するよりも、プロジェクトごとにパスを個別登録することが推奨されるようになりました。もし、この方針を面倒と感じるようなら、「Visual C++ 2010 ExpressでVC++ディレクトリを設定する方法」を参考に、グローバル設定をしてみて下さい。

また、Visual Studio 2008では、何故かインクルードパスの自動登録に失敗する場合があるようです。Visual Studio 2010の方針転換の影響でインストールパッケージに不具合でも出てしまったのでしょうか。もし、登録されなかったときは、手動で"$(DXSDK_DIR)include"と"$(DXSDK_DIR)Lib\x86"を追加しましょう。

その他、DirectX SDK Jun 2010と併せて、2010年5月19日に公開されたMicrosoft Windows SDK for Windows 7 and .NET Framework 4 (Web版/ISO版)もインストールしておくといいかもしれません。Visual Studioに同梱されているライブラリを全て最新のものに更新してくれます。

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