APNGとmPNG、混乱招く仕様乱立

先週、firefox nightly buildにAPNG(アニメーションPNG)のパッチが実装されたそうです。そこでAPNGについて調べてみました。

APNGとはMozillaグループが提唱するPNGのアニメーション規格。拡張チャンクによって実現されているそうです。しかし、機能拡張部分を公的なものにしないと、普及も見込めず将来的に問題が起こる可能性があります。MozillaグループはPNGグループに対して、この独自拡張を認めさせたいようです。

ここでPNGグループ側は猛反発します。元々PNGは1枚画像のための仕様。そこに無理にアニメーション拡張を付加するのは美しくない。議論を続けるうちにPNG側コミュニティでは代替案としてmPNG(モンタージュPNG)を出してきました。

mPNGは複数画像をタイル状に並べて1枚絵とする仕様。mPNGビューワで閲覧すると各タイルを一定時間ごとに切り替えて表示し、アニメーションを実現させるそうです。旧PNGビューワでは全フレームがサムネイル状に表示され、一応の後方互換が保証されます。

しかし、MNGがありながら今更アニメーション仕様を増やす意味があるのか?Mozilla側は2003年にMNGは仕様が複雑でライブラリ肥大化に繋がると言い、サポートを打ち切った経緯があります。肥大化を避けたいだけであれば、MNG-LCを採用すれば良かったのではないでしょうか。

私はAPNGもmPNGも反対です。仕様の乱立は避け、もっと議論すべきだと思う。

ソフトウェアを基準にしたOS選び

アートの学生にGNU/Linuxを

OS選びの最大の基準は何か。それは、自分が欲しいソフトがより多く動くかどうか。使いやすさは二の次です。

ゲーマーは迷わずWindowsを選ぶでしょう。では、アーティストや研究者、一般人は?答えはWindowsでもLinuxでも好きにしろと言ったところ。Macでもいいです。

ただ、WindowsもMacもOSは高額なんですよね。メジャーバージョンアップのときには追加支出が発生します。

そこでLinuxの登場です。サーバーもデスクトップも基本的に無償で使用出来ます。バージョンアップも思いのまま。最近では一線で使えそうなソフトも揃っています。特にUbuntuディストリビューションでは、2万近い数のソフトをリストから選ぶだけで導入できてしまう手軽さなのです。

レタッチソフトGimp、3DソフトBlender、Adobe Premiere相当の映像編集ソフト等、一通り揃っています。ゲームをしないのであれば選択の余地ありです。特にお金の無い学生には、自分が欲しい機能のソフトを無償で手に入れられるというのはありがたいことです。これら無償ソフトウェアに接してきた学生の中から、未来のアーティストが生まれるかもしれません。

Linuxではサーバの勉強も出来るので積極的に使っていきましょう。また、無償ソフトを使ったら、いつか自分の出来る範囲でコミュニティに恩返していってください。それがオープンソース精神です。

Hybrid Insector - 仮面ライダーの葛藤

Hybrid Insector (ウェブアーカイブ経由で閲覧可能)

プロの漫画家ユニットによるウェブ漫画。仮面ライダーがショッカーを倒して平和になった後の世界を描いてます。人造人間の葛藤を上手く表現している漫画だと思います。

同人活動の一環なのでしょうか。権利関係が気になりますが、ぜひアニメ化されて欲しいタイトルです。続きが気になります。

Vista vs Linux - 3Dデスクトップ対決

Windows Vistaの3DフリップとLinuxのCompizを比較した動画を紹介します。どちらが3Dデスクトップの勝者でしょうか?

動画を見るに、私はLinuxの圧勝ではないかと思っています。使いやすくなるかどうかは別として、派手な視覚効果のあるデスクトップは使ってみたいものです。たとえ視覚効果が無くても、Linuxには複数の仮想デスクトップが元から存在し、適宜切り替えて作業が出来るため、Windowsよりは十分使いやすいのですが。この3Dデスクトップが機能すれば、もっと楽しくなる事でしょう。