Windows Live メッセンジャー互換ソフト4種比較

Windows Live メッセンジャー(旧MSNメッセンジャー)は年々機能が追加され便利な統合ソフトになりました。しかし、ただチャットをしたいだけの人には、シンプルさに欠ける扱いにくいツールと感じるのではないでしょうか。

Windows Live メッセンジャー

そこで、今回はWindows Live メッセンジャー互換ソフトを評価検証してみたいと思います。最低限、チャットとファイル送受信が楽しめるものを4つ選びました。何れもオープンソースです。Miranda IM以外はマルチプラットフォーム対応。

aMSN

MSNクローン。複数起動は出来ますが、マルチアカウントに対応しておらず、1クライアントにつき1アカウントしか接続できません。その代わり、手書き、ウェブカム、アイコン表示に対応。プライバシー制御もMSN準拠で非常に使い易いです。ただし、デフォルトスキンがWindowsの外観とかけ離れており違和感があります。Live メッセンジャーのみを使用していて1アカウントしか使わない人にオススメです。

aMSN

emesene

こちらもMSNクローン。1アカウントしか接続出来ません。プライバシー制御は禁止のみ。プライベートメッセージ、アイコン、ファイル送受信対応。aMSNに比べると何か物足りないかもしれません。また、今回のレビューに際しポータブル版を使ってみたのですが、設定ファイルがemesene配下では無くOSのユーザフォルダに作られてしまいました。

emesene

Miranda IM

元々はICQクローン。MSNやYahooも扱えるマルチプロトコル対応。同一プロトコルで複数のアカウントに接続出来るマルチアカウント対応。プライバシー制御は一覧表示され見やすく、プロトコル単位、ユーザ単位で、細かく制御出来ます。ウェブカムやアイコン表示はプラグイン頼み。次に紹介するPidginと並んで複数プロトコルを使いたい人にオススメ。

Miranda IM

Pidgin

AOLクローン、旧名はGaim。マルチプロトコル、マルチアカウント対応。MSNプロトコルはウェブカム未対応。手書きは受信のみ可能。他の互換メッセンジャーに比べて、ユーザアイコンが飛び抜けて見やすいです。更にMiranda IMよりも設定項目が少ないので初めての乗り換えには最適。しかし、プライバシー制御が少々貧弱で、誰が自分を登録しているか確認する術がありません。また、退席中、食事中等の状態表示が、全プロトコル、全アカウントで連動してしまうので融通が利きません。これらプライバシー制御は難有りですが、ユーザーインターフェースが親しみ易いため、Miranda IM同様に複数プロトコルを使いたい人にオススメです。

Pidgin

そんな訳で、どれも一長一短あり、総合的には甲乙付け難いです。自分の用途と照らし合わせ、実際に試して気に入ったものを選んでみて下さい。

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