VR空間を自分の足で自由に動け、モーションキャプチャーにも使える予定の最新機器WalkOVR。2019年も終わりを迎える年の瀬、遂に日本の出資者へも届き始めた。しかし、そこには思わぬ落とし穴が待っていたのだった。
何と技適を取得していなかったのだ!
このデバイスはPCとBluetooth通信するため、日本国内では、いわゆる技適が必須となる。未取得のデバイスを購入するのは問題ないが、実際に使用するのは電波法違反になってしまう。
技適には"技術基準適合証明"と"工事設計認証"の2種類があり、前者は機器1台ごとに試験し番号を割り振る。後者は、機種毎に回路図や工場の資料を用意し、試験認証された同製品全てに同じ番号を付与する形だ。今回WalkOVRが取得していなかったのは、この"工事設計認証"と言われる技適である。
ここではWalkOVR社の技適に対する認識、及び特別措置申請方法、今後の展開について言及する。
WalkOVRとは何ぞや?技適とは何?と言う方は以下の2リンクを読んでから先に進んで欲しい。
続きを読む WalkOVRと技適問題について