PHP 4.xでPHP 5.2/6.0の機能を実現する互換キット"upgrade.php 15"登場 (マイコミジャーナル)
7月31日(ドイツ時間)、upgrade.phpの最新版となる「upgrade.php 15」が公開された。upgrade.phpはPHPで開発された後方互換実現のためのコンパチブルキット。パブリックドメインとして公開されている。 PHP 5.2や6.0で導入された新しいコア関数をPHP 4.xで動作するように実装したプロダクトで、4.x系で5.2や6.0で導入された機能を使いたい場合に役に立つ。
これはどうしてもPHP4を使用せざるを得ない環境で、PHP5、6の機能を使おうという互換キットです。想定されるケースは、レンタルサーバを借りているので自由にPHPをバージョンアップできない場合です。
PHP4は2007年末にサポート終了する関係上、レンタルサーバでも徐々にPHP5以上にアップデートされていくと思います。しかし、完全移行はまだまだ先の話かもしれません。PHP5には便利な機能が沢山あるのに、余命短いPHP4の制約を受けながら新規スクリプトを書くのはナンセンスです。そこで、移行までの繋ぎとして、この互換キットでPHP5、6の機能を使えるようにしておこうと言う訳です。移行の下準備に採用してみては如何でしょう?
それにしても、毎回思う事があります。何れ用済みになることが分かっている移行用リソースにパワーを割くのは勿体無いな、と。やるなら、後方互換性を保持し、移行マニュアルを徹底することにパワーを傾けた方が堅実的だと思います。